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弱った時にたべるスープ

こんばんは。今日はスープの話。

疲れた時に飲む野菜スープが好きです。特に洋風のやつ。今回は市販のミネストローネの素に作り方通りのベーコンと、ミックスビーンズと冷凍きのこミックスを入れたものです。そうじゃなくても、キャベツや白菜、玉ねぎ、にんじんなどを入れたコンソメスープも特に風邪をひいた時なんかに効きます。

日頃から野菜スープは作るのですが、疲れた時は和風のやつや味噌汁よりも、洋風の優しい味が染みるのです。なんでかは良くわかりません。

今日は朝から頭痛がして、テンションが低めでした。本を読んだり動画を見たりはできるけれど、なんとなく動きたくないような時間が続いていて。昨日作ったミネストローネが大活躍でした。

『居酒屋ぼったくり』という小説で、主人公とその妹が熱を出した時に食べたという「風邪引きスープ」なるものが出てきます。いろいろな野菜を賽の目切りにしてコトコト煮込んだコンソメスープらしく、それがなんとも美味しそうだなあと思って読んでいた記憶があります。

一人暮らしでそれをやろうとすると賽の目切りの手間がなかなかに厳しいなと思うわけですが、その記憶が残っているのか、体調が微妙な時は和風のスープより洋風のものに心惹かれるのです。

体調不良時に母親が作ってくれたものの思い出って実はあまりないのです。なぜかというと、熱が出てもあまり食欲がかわらず、しかも小学校くらいからほとんど体を壊さなくなったから。中二の時に感染性胃腸炎で倒れた時くらいかなあ。その時は梨がすごく美味しかった記憶と、くたくたに煮たりんごを食べた記憶があります。あと白菜の卵とじ。それくらい。

なんとなく調子が悪い時のスープ、っていう考え方は多分『居酒屋ぼったくり』の影響でしょう。実際に体験した記憶がないのにそういうふうに刷り込まれているのは面白いですね。優しいスープは弱った心に沁みるのです。

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