早送りの方が楽な場合もある
こんばんは。今日は音声言語処理のスピードの話。
最近気づいたことなのですが、私は自分自身が早口な分、人が話している時も遅すぎると聞きにくいようです。なので、YouTubeで説明系の動画を見るときに、1.25倍速にしたほうが見やすいことが多々あります。
早く見終わりたいからというよりは、ゆっくりすぎると処理の間に別の処理が入り込んでしまうことがあって逆に聞くための集中が途切れるパターンです。そのくせ手書き筆記はある程度慣れたとはいえ遅いので、一時停止が可能なら結構止めています。
1.25くらいなら、そこまで速いと感じません。一方で、標準速だとゆっくりを意識している方なら尚更内容が入りにくいんです。1.25倍速の方が聴きやすくて楽。1.5倍だと今度は速すぎてメモが追いつかなくなります。タイプ音が入るのがあまり好きではないので、メモは手書きでとりたい、となると1.25が耳の心地よさと手のスピードのちょうどいいところなんです。
今日も、2時間くらいあるオープン講座を1.25倍速で再生していました。試しに標準速と比べてみましたが、それほど違和感はありません。一言一句聞き漏らさないようにする必要があるときは標準速一時停止活用で臨みますが、それ以外のメモでいい時はちょっと速い方がよかったですね。なおメモはA5ノートで4ページ書いています。
いつだか、「オタク」に憧れ、「オタク」になるために供給過多になっているコンテンツを消費しなければならないと、映画を早送りで見続ける人についての記事をネット上で読んだ記憶があります。また、大学のオンデマンド講義や某通信予備校の動画を1.5倍速で視聴することが(これもネット上で)問題になっていたこともあった気がします。過度に早送りすることで、見るべきところを見落としてしまうのが勿体無いというのは事実としてあると思います。
一方で、私のように遅すぎると聞き取りにくいタイプもいます。まだ一度もオンデマンド型授業を履修したことがないので講義でやったことはありませんが、多分丁寧に話すタイプの先生だと1.25倍にした方が集中できるのではないか、と思っています。
脳の処理速度の問題かな、と思っているのですが、相手にとっての聞き取りやすさは意識しないといけないのかもしれません。私自身、自分が早口なのを知っているので、(フルスピードでもついていけるごく一部の人を除いては)基本ペースを抑制しながら話しています。それでも早めではありますが。相手の年齢や能力に応じても変わってくるでしょうし、教室空間など対多数の場合にどの層をターゲットにして話し方を考えるかなども難しい問いですね。
そんなことを考えながら、(一応勉強として)YouTubeの動画を見ていたのでした。