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麻雀偏差値70とは

 今日は過去書いたブログと同じ内容(ただし、数値は現在の数値に変更してある)。


 麻雀書籍に『麻雀偏差値70へのメソッド』という本がある。

 そこで、「麻雀偏差値70」とはなんだろうかということを考えてみる。


 まず、偏差値とは次の式で表すことができる。

(偏差値)=50+10×(得点ー平均点)÷(標準偏差)

 とすれば、母集団の平均と標準偏差がわかれば偏差値70の条件を見積もることができる

 ここでは、天鳳の段位を得点として考える
 また、母集団としては「天鳳の段持ちのアクティブユーザー」という条件を課す。
 つまり、

 天鳳四麻のうちのアクティブユーザーであり、かつ、初段以上

という条件をかける。
 というのは、「天鳳である程度打っている人間」という条件が欲しいためである


 天鳳のサイト( http://tenhou.net/ranking.html )を見ると、5月27日時点での初段以上のアクティブユーザー数は次のとおりである。

(以下、上記天鳳サイトより引用)
初段(1点)19708人
二段(2点)20660人
三段(3点)15271人
四段(4点)10519人
五段(5点) 6288人
六段(6点) 3382人
七段(7点) 1948人
八段(8点)  647人
九段(9点)  180人
十段(10点)  25人
天鳳位(11点) 12人
合計    78639人

 母集団と得点を上のように設定し、各段位の偏差値を求めたところ、次のようになった。

初段 偏差値39
二段 偏差値45
三段 偏差値51
四段 偏差値57
五段 偏差値63
六段 偏差値69
七段 偏差値75
八段 偏差値81
九段 偏差値87
十段 偏差値93
天鳳位 偏差値99
(段位の平均値は2.81、標準偏差は1.67)

 というわけで、偏差値70といえば七段、天鳳位といえば偏差値100という結論が出た。
 皆さんの感覚と比較していかがだろうか?


 なお、「初段では選抜の条件が甘すぎる」という批判を想定し、選抜の条件を四段以上とした場合の各段位の偏差値は次のとおりである

四段 42
五段 50
六段 59
七段 67
八段 76
九段 84
十段 93
天鳳位 101 
(段位の平均値5.0、段位の標準偏差1.2)

 母集団の下を切り捨てた分、偏差値70のハードルが高くなっている。
(70以上になる条件が七段から八段に上がった)
 しかし、特上卓以上を母集団に設定しても七段の偏差値が67あることを考慮すると、「偏差値70以上=鳳凰民」という設定はあながち間違っていないのではないかな、と思う。


 では、今回はこの辺で。

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