アタマ麻雀数理的研究日誌0 はじめに
先日、アタマ麻雀を研究してみよう、みたいなことを書いた。
ちなみに、アタマ麻雀のルールの概要は次の通り。
簡単にルールを説明すると、
・通常のマージャンはポン、チーという感じで鳴いてメンツを作ることができるが、アタマ麻雀では「アタマ」と発声することで鳴いてトイツを作ることができる
・鳴きチートイツあり(2ハン)、メンゼン七対子は4ハン
・6回アタマフーロした七対子(ハダカ単騎七対子)は役満
というものである。
(ほかにも細かいルールがいくつかあるが、それは省略)
このアタマ麻雀について数理的に研究したことをNOTEに書いていく。
既に、いくつかの状況についてはアガリ率などの諸数値を計算しているので、それらについてNOTEにまとめていく予定である。
ところで、アタマ麻雀はネット麻雀ではないので牌譜解析結果はない。
つまり、統計データは一切存在しない。
というわけで、データを求める方法は「モデルを作って計算する」という方法を採用することになる。
具体的には、『科学する麻雀』の62ページから71ページに記載されていたアプローチである。
もう少し具体的に書くなら、以下の記事が参考になるかもしれない。
ちなみに、何をするのか1行で書くとこうなる。
麻雀の諸現象を(高校)数学の確率の問題と捉え、数値を導出する
具体的には、それぞれの数値を求めた際の説明文を読んでほしい。
というわけで、アタマ麻雀数理的研究日誌をスタートさせた。
今のところ思いついたテーマはいくつかある。
例えば、
1、対2家ハダカ単騎七対子にハダカ単騎七対子で立ち向かったときの和了率・放銃率など
2、対2家ハダカ単騎七対子にベタオリしたときの被ツモ率・横移動率など
3、ハダカ単騎七対子にハダカ単騎七対子で立ち向かったときのアガリ率・放銃率など
4、ハダカ単騎七対子に対して他の2家がベタオリした場合の流局率など
5、ハダカ単騎七対子に対してオープン立直をかけた場合の和了率など
6、配牌のメンツ手シャンテン数の分布
7、その他
などなどなど。
特に5や6については、通常の秋刀魚にも応用できるテーマではないかと思われる。
是非、ごいただきたい。
また、モデルの計算に際して、パラメータについて天鳳・鳳凰卓の秋刀魚の牌譜解析結果が利用できる場合はそれも利用する。
ぶっちゃけ、利用できるものは何でも利用する予定である。
というわけで、今回は告知。
次回(日誌1)ではまず、「秋刀魚の配牌シャンテン数の分布」について公開していく予定である。
では、今回はこの辺で。
もし気が向いたら、サポートしていただければありがたいです。 なお、サポートしていただいた分は、麻雀研究費用に充てさせていただきます。