天鳳名人戦、福地誠選手の優勝確率
昨日、天鳳名人戦が行われた。
約1年続いてきた天鳳名人戦もついに最終節・6月10日をもって終わりとなる。
最終節に残った4名の成績は以下のとおりである。
(以下、データは上記サイトのものを利用、まあ、自分でもデータは取っているが)
トップ S・福地誠 ポイント 364.1
2位 第十二代・第十五代天鳳位・おかもと ポイント 211.9
3位 プロ・醍醐大先生 ポイント 196.7
4位 第九代天鳳位・就活生@川村軍団 ポイント 173.2
さて、天鳳名人戦が行われるごとに、私は成績集計を行う。
具体的には、
mjlog形式の牌譜の手動によるダウンロード、
mjscore形式への変換、
データベースへの変換、
成績集計
ログの編集
等と言った作業を行う。
今朝、一個一個作業を行い、成績集計を終える。
そして、担当者にデータを送信。
具体的な集計結果はこちらのサイトで公開されるので、興味のある方はご覧いただきたい。
しかし、新しいPCはプログラミングの速度も遅い。
古いPCの2倍くらい時間がかかっている。
こりゃ、早い段階で新しいPCを買うことを検討すべきかな。
さて。
私は疑似麻雀シミュレータという道具を持っている。
この疑似麻雀シミュレータとは、全プレーヤーが天鳳・鳳凰卓の牌譜から得られた実測値(和了率・和了時n点割合・放銃率・ツモ率・流局聴牌率)に従って、点棒状況などは顧みず、和了・放銃などをしていくことで、点数と順位の関係や和了率と平均順位の関係などを関係を調査できるシミュレータである。
この疑似麻雀シミュレータを用いると、1試合毎の半荘収支(ウマオカ、または、順位点込みの収支)の乱数表(点数分布に応じたもの)を作ることができる。
そこで、擬似麻雀シミュレータで得られた半荘収支乱数表を用いて、天鳳名人戦最終節についてシミュレーションをし、各プレーヤーの優勝確率を求めてみた。
理論的な説明・シミュレーションの過程は吹っ飛ばして(必要なら説明するが、多分10000文字以上の説明が必要になるので省略)、結論、つまり、各選手の優勝確率を述べると次の通りになる。
現トップ 福地誠 優勝確率64%
現2位 おかもと天鳳位 優勝確率14%
現3位 醍醐大先生 優勝確率12%
現4位 しゅかつ天鳳位 優勝確率10%
トップの福地さんはほかの2人に対して150ポイント程度リードしているが、そんな福地さんの優勝確率は約60%となった。
中巡の先制両面リーチの和了率と同程度である。
他方、他の4人の優勝確率は10~14%。
中巡で先制リーチをかけて放銃する確率と同程度である。
まあ、起きたからと言って不思議に思う数字ではない。
このシミュレーションは強い仮定を置いている。
例えば、4人の実力はほぼ同じである、とか。
点棒状況にあわせた手作りは想定していない、とか。
また、実測による裏付け調査を行っているわけではない
(そんな実測値は現在この世には存在しない)。
よって、1%単位の精度があるとは思っていない。
まあ、10%単位ではあっているだろうとは思っているが。
以上より、「ふーん、こんなもんか」と思う程度、言い換えれば、座興としては使うのが無理のない判断であると思われる。
そのような理解でいてくれると助かる。
では、今回はこの辺で。
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