【日記】　「____」

私は、生きるのが非常にへたくそだと言わざるを得ない。それか私以外の人がやたら生きるのが上手いのか。ほんと、皆よく生きていけるよなと思う。

最近引っ越しをしたのだが、引っ越しにかかる手続きの多さに辟易した。世の中の制度やルールは私たちの生活を円滑にするために存在しているが、それが人を殺すことも十分にあると思う。

私は生まれつき要領が悪い。幼稚園の頃から、「できる人」に引っ付いて辛うじてこの歳まで生きてきた。特に中学生の頃からその傾向は強くなった。というか強くせな生きていかれんかった。例えばテスト範囲がある。なぜか全然違う範囲を勉強していて、友人に訂正されそこでようやく正しい範囲を知るなんてことが多々あった。

他にも部活の昇段試験の日にちを完全に一週間勘違いして顧問の先生から電話をもらったことや、先輩の送別会の予約の人数を間違えたこともあった。

失敗談ならいくらでも出てくる。書いててすんごく泣きたくなってきた。

そんな数々の失敗は、持ち前の真面目さと素直さと若干の愛嬌で辛うじて乗り越えてきた。周りの人たちに助けられて私はここにいる。

そんな人間なので、社会人になってからは本当にヤバい。責任が出てくるから。それでも、命に関わる本当にヤバいミスだけはしないよう細心の注意を払うわけだが、その結果他が疎かになってしまう。よく物を落とすとか会議室の予約の日にちを間違えたりとか。

そうした日々を過ごすうちに、いつの間にか抗不安薬が無ければ生きていけなくなっていた。私の人生は失敗で出来ていて、これからも失敗が積み重なっていくのだ。私の人生を語ろうと思ったら「失敗」の二文字で完結する。

別に成功体験がないわけではない。
なくない……あるはず……。
あれ？ないかも。全然出てこんな。

一生懸命考えたけどなかった。人生そんなもんだ。

今日はネガティブなことしか頭に浮かばない日みたいだ。そんな日は薬飲んでさっさと寝るに限る。

おやすみなさい。