絶対に設定してほしいトリプルクリック

絶対に設定してほしいトリプルクリック

前回の記事ではアクセシビリティーというデジタル世界のバリアフリーについて解説
しました。
 
障害を乗り越えられる配慮が様々な設定を変えるだけで可能です。
音声・色・拡大など様々です。
中でも今回は見え方に関係なく視覚に障害がある方向けの便利な設定を紹介しま
す。
 
まずは、ホームボタンのトリプルクリックです。
iPhone10以降のホームボタンがないモデルはスリープボタンのトリプルクリックになります。
設定アプリ→アクセシビリティー→ショートカットは、
AssistiveTouch・ポイスオーバー・カラーフィルタ・スイッチコントロール・ズーム機能・フルキーボードアクセス・ホワイトポイントを下げる・音声コントロール・色を反転クラシック・色を反転スマート

ショートカットを選択すると、複数の項目を選ぶことが出来ます。
 
おなじみの機能から聞きなれないものまでありますが、中から1つだけ選択して
下さい。
 
トリプルクリックは画面がどの状態でもホームボタンもしくはスリープボタンを3回連続押しをすると、設定した
機能が立ち上がります。
複数設定をすることも出来ますが、オススメは1つです。
1つ設定すると一発で変更しますが、2つ以上設定してしまうとポップアップが出て項目選択しなければならないため、すぐに切り替わりません。
 
では項目を確認してみましょう。

アシスティブタッチ
ホームボタンが壊れて使ったことがある方が多いと思いま
す。その他にもボイスオーバーのジェスチャーを通常時でも作って使用できるよ
うになります。ただ、ボイスオーバーとの併用は食い合わせが悪くオススメしません。

ボイスオーバー
音声フィードバックを聞きながら操作をするため、眼を使わな
くても操作できる読み上げ機能です。

カラーフィルタ
色弱の方におすすめです。完全な白黒のグレイスケールもここ
にあります。

スイッチコントロール
視覚障害者にはあまり関係ないですが。。。 肢体不自由の方な
ど向けに本体を触らなくても操作が出来る方法です。

ズーム機能
拡大して見える方におすすめ。iPhone・iPadに虫眼鏡は不要です。・・・後
日解説します。

フルキーボードアクセス
スワイプやダブルタップが上手く操作できない方は別売のBluetoothキーボードを使って操作することができます。
ただし、ポイスオーバーが有効になっている時であればキーボードは文字入力だけでなく、スワイプや、ダブルタップにも使うことができます。
だが、ポイスオーバーが有効でなければ、Bluetoothキーボードは文字入力時に文字を入れるだけの機会です。
そのため、フルキーボードアクセスを有効にすると、ポイスオーバーと同じように、タップやスワイプがキーボードで操作が可能になります。
視覚障害者は使わない機能です。

ホワイトポイントを下げる
白と言っても明るい白と暗い白じゃ見え方が違いま
す。
室内で使う場合と外で使う場合でも見え方は変わります。
自分の見え方が環境によって左右されてしまう方は是非。

音声コントロール

手を使った操作が困難な方は、声で操作ができます。
ただし、残念ながら日本語非たいようです。
英語が話せる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
Siriを起動は
Open Siri on!
ホームに戻るには
Go home on!
です。

色を反転クラシック
色を反転します。白を黒に、黒を白に。写真や景色に使うとネガのような色になり、見にくいが、印刷物やレシートなど読みやすくなります。

色を反転スマート
1つ前の、色を反転クラシックと違うところは、写真屋イラストには白黒反転させないようになります。
ただ、精度がまだ高くないのでこれからに期待の機能です。

視覚障害者はボイスオーバーか色を反転かカラーフィルタかズーム機能の4つが
有効です。
拡大しても文字が読めない方や全盲の方は、ボイスオーバーのみですが
拡大して文字が読める位の弱視の方は、組み合わせて使ったり、使い分けたりできます。
Siriでも変更できますので、前にも書いた通り一番使う項目の設定をオススメし
ます。
まずはどんなものか設定してみて下さい!
 
設定してみたらホームボタンを3回連続ですばやく押してみましょう!

これで、ホームボタンのトリプルクリックの解説を終わります。

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作成日2020年7月27日