なんか腹立つよな、ていう話

　池袋で起きた交通事故。
　というか、車を使った殺人事件。
　僕は、あの事件をニュースでしか知らない。
　だから、そんな深く話したりはできないけれど。
　それでも、こうして文字にしないと。
　落ち着けない。
　だから、テキトーに読んでほしい。
　これは、一視聴者の思ったことだから。
　文がおかしくても、特に気にしないでくれ。
　考えるな、感じろ。

　あの事件を起こした犯人は、どこぞの企業の元副社長とかで、世間ではお偉いさんらしい。
　だけど、犯罪者だ。
　何も罪のない、一般人を殺した。
　殺したのだ。
　怪我もさせた。
　なあ、今、何を思っている？
　お偉いさん、ということで守られて。
　良かった、で終わりかい？
　車が壊れた、というのかい？
　なあ、爺。
　あんた、奥さんを乗せて、あんな危険な運転して、人を轢殺してさ。
　馬鹿じゃねえの？
　他人もだが、奥さんも巻き込んだんだ。
　奥さんが「危ないよ」と言っても、ふわっと答えただけじゃないか。
　なあ、家族に連絡するよりも、怪我させた人を救うことを考えなかったのはなぜ？
　どうでも良かった？
　こんなこと言うのも何だが、僕は死ぬのはあんたが良かったと感じているよ。
　当たり前の日常を送っていた母親と子供を轢殺しやがって。
　残された旦那の気持ちは、解るか？
　あんたは、多くの人に恨まれて生きていくことになる。
　旦那に、家族の仇と言われ、恨みつらみで轢殺されるかもしれない。
　あんたは、被害者だというか？
　いえるか？
　僕は、言えないと思うよ。
　あんたは、あの日。
　あの事件を起こした瞬間から、永遠に加害者だ。
　あんたは、人殺しだ。
　人殺しのあんたは、過去にいた場所のお陰で守られている。
　もう一度聞こう。
　今、何を思っている？

　何回でも言ってやる。
　しっかり、法を守り、生きていた善良なる一般市民を轢殺して。
　あんたは、何を感じている？

　本当に思う。
　僕は、死ぬのはあんたが良かった。
　一人で事故を起こし、一人で死ねば良かったのに。

　いつもそう。
　善人は、悪人に殺される。