見ても見なくてもどちらでもいい話part7

こんなにもどうでもいい話が多いとは、我ながら少し笑う。
しかし、世の中の大半はどうでもいい話だと私は考えているから。
これは、まあ普通のことなのかもしれない。

私はよく一言足りないと言われる。
自己表現の言葉が足りない、と。
言うのは、母だけだが。
まあ、そもそも他人と関わりがあまりない人間だから。
これは仕方がないというか。
なぜ、私は他人とあまり関わりがないかというと。
他人といると疲れるから、というのと。
一人でいるのが好きだから、というのがある。
が、しかし。
私は一人でいるのは苦手だ。
たった一人でいるのが苦手。
言っていることが訳がわからないと思う。
私も訳がわからない。
何言うてんねん、という思い。
だから、上手く説明できるか自信がない。
だが、そこで諦めたりはしない。
下手なりに説明しよう。
体育館や教室。
大通り。
駅。
電車やバスの車内。
などなど、人が多く入るような空間に一人でいるのが苦手なのだ。
世界で存在するのが私だけかのように感じてしまうから。
孤独というものが苦手というか恐怖。
だから、そこに多くの人はいてほしい。
ただ、私に構わないで自分のことをやっていてほしい。
私に構う時間があるなら、他の人を構ってくれよ、と思う。
としか言えない。

Twitterなどでコメントに返信をくれる芸能人の方がいる。
それなりに。
たまにでも返信してくれる人はいる。
返信が来るととても嬉しい。
が、それをするなら、自分のために使ってくれ……時間は無限ではないのだぞ……と思う。
思ってしまう。

私に優しくしてくれる人はそれなりにいる。
それも同じく、私に使うなら他に使って…と思ってしまう。
優しくされたくないわけではない。
優しくされたい。
チヤホヤされたい。
が。
同時に、私に時間を使う暇があるなら……と思ってしまう。
矛盾している気がする。
何だろう。
結局、何をしてもらいたいの? という話になる。
私も何をしてもらいたいかわからない。
だから、その時その時感じたものを言葉にするしかないのだけれど。
それが今の私の気持ちか? と言われると違うというか。
1分1秒私の気持ちは変わっていくというか。
難しすぎる。
何やねん。

私の何が一番あれって、文字にするとかなり話ができる。
だけど、口にするとなると話があまりできなくなる。
仕事ではできるけれど。
そうではない。
私自身の言葉となると、口からはあまり出てこない。
出てきてくれない。
出てこいや!

話をしようとすると、喉辺りで大渋滞になる。台詞が。
「あ……(えー!? ここで渋滞ですか、台詞! おら、話せ! 来い! 止まるな! 急停止とかそういうのやめろ! 出てこい! 頼む! な!? 逆走とかやめろよ!? ほらぁ、ここで止まるから他の台詞も止まってしまって、相手に迷惑じゃん! あ、今、絶対イライラさせてる…。もうやだ。話すのやだ。次からは筆談でお願いします)」
となることがよくある。
家族相手だと特に。
友達にはどうでもいい話ばかりするけど。
恋人には、少しだけ緊張する。
あれか? 距離か?
距離が近いと話を口でするのが苦手になるのか?
面倒くさ……。
治るものなら治したい。

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