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ずっと心の中にいる母親の亡霊と戦っていたという話

 前回の記事で、私がある人から以下のように評されているっぽい?という話をした。  これについて「確かに私はそういう人間かもな?」と考えてみたんだけど、よーく冷静になって今までの自分の行動を観察してみると、どうやら微妙に違うことが分かる。  前回までの記事で書いてきたとおり、確かに私は今、ある人に裏切られたなあと感じている。でも当時のことをエッセイにしようと考えた根本的な理由は、たぶんもっと別のところにあるような気がしたのだ。  それは自分が異常なまでの潔癖主義だというこ

    • 2021.6.16追記

       実はSさんとお別れしてから、気になっていたことがある。  それは彼女と別れた頃から、私が小説投稿サイトで連載している作品に極端な低評価がつくようになったこと。  元々私の書くものは万人受けするものではないし、お世辞にもうまいとは言えない。実際、これまでにも読者から渋い評価をもらうことは度々あった。  だけど渋いと言っても、大概が5段階評価のうちの3くらいだ。何年も同じ場所で活動を続けているけれど、最低評価の1をつけられることなんて記憶にある限り一度もなかった(単に嫌な

      • 2020.11.24追記

        ※この記事は過去に削除したものを再投稿したものです。  以下の話は、書こうか書くまいかずっと悩んでいたのだけれど、やっぱり気持ちに区切りをつけたいので書き残しておくことにする。  実は、前回のエッセイを公開してから少し時間が経った頃、読んで下さった方からコメントをいただいた。相手はまったく知らない方(仮にAさんとする)だったけど、かつてのご自身の経験談を交えて、第三者の見解を聞かせて下さった。  というのも、前回の冒頭付近で書いた、私からSさんの作品への応援の数々。

        • 猫が好きな人、嫌いな人。どちらにも読んでほしいお話。

           突然だけど、私には仲のよいネット友達がいた。  航空自衛隊好きのSさん(仮名)というその方は、10歳前後年上の3児の母。私は東北、Sさんは関東に住んでいて、なかなか会える機会はなかったけれど、コロナ禍が騒がれ出す前は年1くらいで会っていた。  共通の趣味を通して知り合い、仲よくなったのがきっかけ。  独身契約社員の私は、正直ふところにはあまり余裕はなかったんだけど、Sさんに会いたい一心で何度も関東へ足を運んだ。  それくらいSさんのことが大好きで、生まれも世代も違う

        ずっと心の中にいる母親の亡霊と戦っていたという話