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セキ薬品「ヘルス&ビューティ&ファーマシー」構成比50%で売上高1,000億円を目指す

埼玉県の人口は734万人を超え全国5位、大手有力ドラッグストア(DgS)がこの肥沃な土地へ多数出店し競争は激化している。埼玉県に本社を置きこの地を中心にドミナントエリアを築くのがセキ薬品である。売上高約830億円、DgS、調剤薬局合わせ265店舗を展開する地域密着型DgSの同社代表取締役社長の関善夫氏に成長戦略などを聞いた。(聞き手/本紙編集長 野間口 司郎)


関東圏央道ベルトラインを中心に出店

▲ セキ薬品の出店エリアの目安となる圏央道 (首都圏中央連絡自動車道)

─大手DgSの出店攻勢が続き、埼玉県を含む関東での競争も激しくなっています。御社の出店戦略について教えてください。

 関東を環状に大きくつなぐ「圏央道」という高速道路がありますが、これを中心にした上下のエリア、関東のど真ん中で人口の多い場所で社内では「関東圏央道ベルトライン」と呼んでいますが、このなかでもとくに内側に集中して出店する考えです。したがって、現在ドミナントしている埼玉県に加え、千葉県、茨城県、東京都も対象になります。

出店数ですが、総店舗数の5%を目安に堅実に高確率で繁盛店を目指せる場所に出店していきます。現在DgSが約200店舗なので年間の出店数は10店舗が目安です。以前のように1店舗でそれほど売れない時代です、数は多くないが可能性の高い店舗をよく吟味して出店します。

─具体的な出店場所の条件などはありますか。また、標準的な店舗面積をどうお考えでしょう。

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