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DgSも取組みを強化するサステナブル経営 / スギHDが通期業績を上方修正

DgSもサステナブル経営に向けた政策を打ち出している。マツキヨココカラ&カンパニーは、EV自動車向けの企業に間接的に投資を行い、エシカルな社会に貢献することを目指す。ツルハはCO2排出量削減につながるクラウドサービスを導入することで、効果的なCO2削減を目指す。

《略号の表記一覧》
DgS=ドラッグストア、SM=スーパーマーケット、CVS=コンビニエンスストア、HC=ホームセンター、GMS=総合スーパー、SC=ショッピングセンター、DS=ディスカウントストア、HD=ホールディングス、M&A=合併・買収


マツキヨココカラ、EV向け充電スタンドの導入・運用のユアスタンドに出資

マツキヨココカラ&カンパニー(マツキヨココカラ)は2023年12月8日、EV向け充電スタンドの導入・運用を行うユアスタンド社に出資したと発表した。出資は、同社が2023年4月に設立した、国内外の有望なベンチャー企業を投資対象とするCVCファンド「MC&C投資事業有限責任組合」を通じて行う。

ユアスタンド社は2018年に設立されたベンチャー企業で、EV充電設備の導入と自社開発のアプリケーションを用いた充電制御・運用に取り組んでおり、そのなかでも自宅・職場向け「EV基礎充電」において、豊富な実績と経験を持つ。ユアスタンド社の再生可能エネルギーに関する技術を活用することで、CO2排出量の削減に取り組み、持続可能な社会の実現を目指す。

マツキヨココカラは、同年11月にもEVの企画・開発・製造・販売などを行うASFに出資している。同社は、取り組むべき重要課題(マテリアリティ)のひとつとして「地球の健康を考える」を特定しており、そのKGI(達成目標)として「2050年度1店舗あたりのCO2排出量実質ゼロ、PB(プライベートブランド)商品環境配慮型比率100%を目指し、エシカル社会に貢献する存在となる」ことを掲げ、気候変動への対応に取り組んでいる。

ツルハ、CO2排出量削減につながるクラウドサービスを導入

次世代のサステナブルな経営支援を行うアスエネは、2023年12月22日、ツルハHDに、CO2排出量の見える化・削減・報告を行うクラウドサービス「アスエネ」を提供したと発表した。

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