![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76680188/rectangle_large_type_2_88e76ef799b116f8334fae54131d488e.png?width=1200)
フード&ドラッグ+調剤は、次の時代の乗り物(業態)である
フード&ドラッグはかつて失敗した業態
今月号では、「フード&ドラッグ+調剤」の新業態開発に果敢にチャレンジしている大屋グループ(店名はドラッグストアmac)の伊藤慎太郎社長のインタビューを掲載したが、最近、各地で同業態を開店する事例が増えている。クスリのアオキはスーパーマーケット(以下SM)を意欲的に買収し、フード&ドラッグ+調剤の新規出店を加速している。
また、ツルハも3月に600坪の同社最大規模のフード&ドラッグ+調剤+クリニック(予定)であるツルハドラッグ新田東店(仙台市)を開店した。おそらく次の10年のドラッグストア(DgS)の主力業態のひとつが、フード&ドラッグ+調剤であると思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1649931549633-Skc2bs6AZl.png?width=1200)
とクスリのアオキ
しかし、日本の業態開発の歴史を振り返ると、フード&ドラッグという業態への挑戦は、一度失敗している。1980年代の後半から1990年代の前半にかけて、近隣型のショッピングセンター(NSC)にSMと軒を並べて出店していたアメリカのDgSは、ドラッグ商品と調剤をラインロビングした大型SMに売上を奪われて業績を悪化させていった。
ここから先は
2,827字
/
1画像
¥ 1,000
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?