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無人化、省力化、ロボット化…DX→ローコスト化は待ったなし

販管費率の低減は待ったなしの状況

▲[図表1]営業利益率(粗利益率-販管費率)の前年比較

図表1は、ドラッグストア(DgS)の昨年と今年の決算の「営業利益率」の比較である。営業利益率は「粗利益率(売上総利益率)-販管費率」で計算するので、図表1の上の数値が粗利益率、下の数値が販管費率、棒の長さが営業利益率である。

昨年と比較して棒の長さ(営業利益率)が短くなったDgS企業が多いが、原因の多くは販管費率(経費率)が上昇したことである。原材料や電気代の値上げによって、販管費に占める設備費が急騰している、また、最低賃金の引き上げなど人件費の上昇基調も継続している。

図表1で、販管費率が前年より0.5%以上増えた企業は、ウエルシアHD(0.5%増)、スギHD(1.0%増)、ツルハHD(1.4%増)、薬王堂(0.6%増)、カワチ薬品(0.8%増)、コスモス薬品(0.7%増)となっている。

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