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オムロンコネクトの取り組み「血圧、体重など、日々のデータをスマホに記録。データ活用で、資格者のカウンセリング力をアップ」 

オムロンヘルスケアの健康管理アプリ「オムロンコネクト」は、同社が販売する各種測定機器のうち通信機能付き機器と連動して、測定したデータを記録、閲覧できる無料スマートフォンアプリである。データ活用でどのようなサービスが展開できるかなどを取材した。


血圧、体重など各種生体データの変化を可視化

オムロンヘルスケアは2023年、血圧計を販売開始してから50年目を迎えた。全世界で事業を展開しており、同社がこれまでに販売した血圧計は累計3億5,000万台以上に及ぶ(2023年4月末時点)。血圧計の他に、体温計、体重体組成計、パルスオキシメーター(血中酸素濃度計)、活動量・歩数計など、健康管理に役立つ多種類の測定機器を販売している。

同社が無料で提供している健康管理アプリ「オムロンコネクト」は、これらの測定機器のうち、通信機能を持つ機器で計測したデータを記録、保存し、データ活用で健康の維持増進へと役立てるサービスである。

▲[画像1]かんたん血圧日記の目標値設定機能

血圧測定では、日々の記録したデータをグラフ化して視覚的に血圧の変化を把握できる。加えて、「かんたん血圧日記」機能では、血圧値の目標値を設定すると、測定結果に合わせて、朝と晩のグラフの色が変わり、目標に対して高い・低いといった状態がひと目で確認できる(画像1)。

▲[画像2]かんたん血圧日記のカレンダー機能

さらに、カレンダー形式で表示されるので、血圧変動の傾向も分かりやすい。服薬や飲酒、睡眠不足といった項目も記録できるので、生活習慣と血圧の関係も把握でき、血圧コントロールをしやすくなっている(画像2)。

血圧やこれに影響を与えると思われる生活習慣が視覚的に記録されるので、改善へ向けた行動に移しやすい。

▲[画像3]複数データを一括表示

また、血圧計の他に、通信機能のある体重計、体重体組成計、活動量計を利用していれば、血圧値だけでなく体重、活動量をひとつの画面で確認可能。「かんたん血圧日記」機能では、グラフも並べて見ることができるので、日々、それぞれのデータとの関連性が分かりやすい(画像3)。血圧値だけでなく体重や活動量をアプリでまとめて管理し、総合的な健康管理ができる。

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