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流通20社とメーカー2社で社会貢献、デジタル技術で店舗運営の革新を図る小売

主要DgS、SMなど20社が、花王とネスレと社会貢献への取組みを始めた。対象店舗で対象商品をd払いで購入すると、購入額の1%が、購入者の選ぶ社会貢献団体へ寄付されるというもの。小売業のデジタル技術導入による店舗運営革新が続く。ローソンは来期にAIによる商品値引きを導入すると発表。カインズは無人店舗の実験を開始した。

《略号の表記一覧》
DgS=ドラッグストア、SM=スーパーマーケット、CVS=コンビニエンスストア、HC=ホームセンター、GMS=総合スーパー、SC=ショッピングセンター、DS=ディスカウントストア、HD=ホールディングス、M&A=合併・買収


ウエルシアHD、ツルハHDなど20社社会貢献キャンペーンをスタート

ウエルシアHD、マツモトキヨシグループ、ココカラファイングループ、ツルハHDなど流通企業20社と、花王、ネスレ日本、NTTドコモなどが参画する「Shopping for Goodプロジェクト推進委員会」は、9月1日から買物が社会貢献につながる「お買いいもの~It’s Shopping for Good.~」をスタートした。

対象店舗で対象商品をd払い(コード決済)で購入すると、購入額の1%が購入者の選ぶ社会貢献団体へ寄付され、購入者にも最大10%がdポイント(期間・用途限定)に還元される。

また、参画メーカーも対象売上の1%を社会貢献団体へ寄付するというもの。対象商品は、花王商品全品、ネスカフェレギュラーソリュブルコーヒー、ネスカフェゴールドブレンド、キットカットミニなど(一部除く)。

寄付先は、カタリバ、日本自然保護協会など5団体。

参画した流通企業で上記4社以外のDgSは、カワチ薬品、キリン堂、クスリのアオキ、サッポロドラッグストアー、サンキュードラッグ、サンドラッグ、スギHD、スギヤマ薬品、セキ薬品、中部薬品、トモズ、薬王堂。ほか、アヤハディオ、オークワ、さとう、フジ・リテイリングが参画している。

同プロジェクトは、生活者の毎日の暮らしのなかの“お買いもの”を通じて、身近な社会を良くしていくことをコンセプトに発足した。

ウエルシア薬局 665店舗でPETボトル資源循環を実施

ウエルシア薬局は、飲料メーカーのコカ・コーラボトラーズジャパンとサントリー食品インターナショナル、PET資源リサイクラーの協栄産業と協働で、PETボトル容器の資源循環社会への取組みを11月より開始する。

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