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「トータルへルスケア戦略で地域生活者のLTV向上を目指す」スギHD杉浦克典社長インタビュー

スギ薬局は毎年100店を超える新規出店を継続し、リアルとオンラインを融合したDX(デジタルトランスフォーメーション)にも果敢に投資し、さらに地域のヘルスケアハブになるためのさまざまなサービスにも挑戦している。スギ薬局のこれからの成長戦略を杉浦社長に聞いた。
(聞き手/月刊MD主幹 日野 眞克)


第1の成長戦略は出店・改装新商勢圏・長野にも進出

─スギ薬局の成長戦略について教えてください。

杉浦 成長戦略の第1は、出店・改装です。スギ薬局では1年間で120店舗の出店が達成目標になっています。また改装も、必要なカテゴリーを増やしたり、店舗年齢の古い店舗を活性化させる重要な取り組みです。今期の改装店舗数は、約230店(2022年11月末時点)と一気に増やしています。

商勢圏の拡大にも挑戦しており、2022年後半には、長野県へも出店しました。11月に第1号店の「豊科店」、12月には第2号店の「岡谷店」(写真1)を出店しました。

▲[写真1]スギ薬局新商勢圏・長野の2号店「岡谷店」(長野県岡谷市)

当社は2019年11月に、ドラッグストア(DgS)としては日本で初めて国立大学病院(名古屋大学医学部附属病院)の敷地内に、「名古屋大学病院店(名古屋市昭和区)」を開店しました。

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