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ドラッグストアの店長・SVが覚えておきたい数値管理、5つの基本ポイント

「売れている」、「儲かっている」、「人手が足りない」といった言葉は小売の現場ではよく飛び交っているだろう。利益やコストの改善で重要なのは、これらの曖昧な言葉を数値という共通言語、具体的な指標で語ることだ。ここでは基本となる数値を解説する。


(1)予算の立て方

企業、店舗のゴールになる「予算」。その考え方とは

一般的に企業は1年の予算(目標売上)を立て、それを目標に事業活動を展開していく。「来期は売上○○○円を目指そう!」という目標を立てることで、企業に一体感とゴールが生まれ、さまざまな計画がつくられていくのだ。立てられた予算は、これまでの業績や商圏事情などを踏まえ、各店舗に割り振られる。

店長は自店に託された目標売上のために、自ら先頭に立ち売場づくり、接客、推奨販売などの店舗運営に励んでいくことになる。

ここでは、企業や店のゴールになる「予算」を設定するのに、どのような考え方があるのかを紹介しよう(下記、損益分岐点売上高、必要売上高参照)。

▲損益分岐点売上高、必要売上高

売上をどのように改善するのか。3つの方向性

▲売上改善の方向性

①来店頻度アップを狙う

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