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【固定客の個別ニーズに対応】サンキュードラッグ新下関店レポ HBC強化型「フード&ドラッグ+調剤」

地域密着型ドラッグストア(DgS)のサンキュードラッグでは、独自の品揃えで競合と差別化しながら、最近では高付加価値商品の販売にも注力している。同社のDgSでは42店舗目となる最新店を紹介する。


お菓子売場を1.5倍に拡大

サンキュードラッグの最新標準店「サンキュードラッグ新下関店」をリポートする(2022年3月開店)。約350坪の売場面積のフード&ドラッグ+調剤である。店内で衝動的な買物が行われやすいバラエティコスメ、お菓子、ペットなどの売場スペースを意図的に拡大して、近隣住民の利便性とエンターテインメント性を高めている。

構成比では食品が一番高いものの、利益商材であるHBCの構成比とほぼ同等でバランスよく粗利を確保している。食品では「青果」をラインロビングしている。また同社で最大規模の売場スペースを確保した冷凍食品売場には冷凍魚もある。

従来型の1.5倍に拡大した売場スペースにはお菓子だけでなく、饅頭や冷凍ドーナツなどの「おやつ」も豊富に品揃えしている。今後はHBCだけでなく食品、日用雑貨の強化も目指す。

約2万SKUのアイテムがあり全体的にフルラインで豊富に品揃えしているなか、高付加価値の注力商品は定番のゴールデンゾーンにスポット的に強調して陳列し視認率を高めている。潜在需要を発掘してリピーターの獲得を目指す。

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