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#58 私の、2020(振り返り)

こんな時間です(書き始めたの1時、書き終わったの3時😲)が、やる気が出ちゃったので久しぶりに筆を執ります。

今年、コロナだなんだ、と世間はびーびー言ってる中、私はさほど気持ち的にも物理的にもあまり影響を受けていません。と、心から思っていましたが、やっぱり少し受けている影響も、ぜんぶ意味があることだなと、まだ終わってないけど感じている今日です。

今年、特にロックダウンが厳しかったヨーロッパの中のドイツにいた私は、ロックダウンの時期を考えたり、”くもんカフェプロジェクトの進行”を考えると、あまり前に進んでいないように一見感じたりした日々もあったのですが、例年通り、「時間が過ぎるのは早い気がするが、イベントごとに1年を振り返ると、すんごい長かった気もするなあ。」という、濃い、素敵な1年となりました。(本来こういうのは12月末にやるものかもしれないが、振り返るタイミングを気持ちで決めると、いつもちょっと早いかちょっと過ぎたころの振り返りになってしまうのである。お付き合いくださいね。)

今年は、ベルリン生活2年目。1年間ずっとベルリンが拠点だった初めての年でした。

【cafe project】

当初、6月にはオープンしていたい✨という気持ちで迎えた新年。

1月末にカフェのビジネスプランをもって自営業者としてのvisaを申請し、6月末に無事に取得。私は、japanese cafe with KUMON education methodの自営業者としてのみ、この国(及びヨーロッパ)に滞在する権利を得ました。

そして、去年1年間は意識の高いニートとして生きていましたが、今年は初めてフリーランスとして働き始めました。くもんカフェの実践として、カフェでバリスタと家庭教師の仕事。6月末に自営業ビザが出た後は、雇用されることができないということと、カフェの準備に専念するという理由から仕事はしていませんが、これからの自分のお店を持つにあたって必要不可欠な人脈と経験を得ることが出来ました。

2月には、カフェで日本のごはんを出す場合のシェフとして来てほしいなと口説いた友達がベルリン見物と信頼関係を深めるために2週間滞在しに来てくれました。今後、すぐにごはんを提供できるカフェにするかはまだわかりませんが、もしかしたら実現するかもしれません。でも、まずは今は、くもんとカフェのサービスを十分に提供できる場所をつくることに集中するムードです。

visaの次に必要なのは、場所が決まること。場所探しの旅は、結果としては今年中に終わりを迎えることはなさそうですが、visaを取得してからさらに本格的に始めた場所探しは、臆せずに大家に電話する勇気、ドイツ語が出来なくてもおじけづかないこと、直感を信じること、流れに身を任せることを学びました。そして何より、ベルリンで飲食店の経営できる場所を探すまでの流れを体験できていることは、人生すべて自分で経験したい私にとっては本当に(たまにメソメソあり、腹立つことありで)ありがたいです。内見は10件前後、本命らしいところに4件applyし、3件断られました。外人だからって、若い可愛い女の子だからって舐めてくる人は、容赦なくこちらからお断りする強さを身に付けていきたい所存です。

ドイツでくもんの先生になる為の試験と研修が無事終わり、場所さえ決まれば明日から先生なれるところまでの準備が整いました。くもんの会社としても初めてのカフェとくもんの融合。チャレンジを応援してくれるドイツくもんの方々との良好な関係を築ける環境に感謝するとともに、日に日にくもんの先生になるということの天命を強く感じています。(くもん式は60年、ドイツにくもんが来てから今年で40年です。すごいね)

そして何より、コロナで1年の内3-4ヶ月カフェの営業が停止になっていた2020年。カフェが第二の家である私にとっては本当に辛い時間もありましたが、今年も沢山、好きなカフェを見つけることができました。

そして、好きな豆、好きな飲み物、チャレンジしたいレシピに沢山出会うことができました。

今週から、勉強や研究にさらに火がついているので、食・食品・栄養・衛生・ハーブ/スパイス・コーヒーのことについて年末にかけて知識を増やしていこうと思います。

【旅:20%、14都市、5ヶ国】

今年は、「カフェがオープンしたらもうゆっくりできないから」というもっともらしい理由で、例年と同じくらい旅することができました。旅レート(自分の拠点以外の場所で寝泊まりした日数)20%で、14都市、5ヶ国に行きました。日本、ポーランド(初)、ギリシャ(初)、フランス、(これから絶対行く:パラグアイ)

そして、今年から4人の家族が、別々の大陸で暮らすことになりました。それぞれが、自分の誇る仕事に没頭できる環境に感謝です。

【人間関係】

今年は、新しい出会いが沢山あった年

というよりは、

今までの出会いをさらに深め、自分の居場所を確認する年

でした。

日本への一時帰国での時間と、東京の実家に家族全員がいるわけではなくなったという事実からも、改めて「私の人生はベルリンに在る」ということを確認し、精神的にも覚悟が決まった年になりました。

自分の好きなことをして直感と共に生きている、心が自立している、愛情にあふれたポジティブな人たち

と過ごすことが自分にとって心地良いということが改めて分かり、そんな人が近くにいる環境を嬉しく思います。

今までは、自分探しを1人でやってきたフェーズだったけど、これからは好きな人たちを巻き込んで仲間と進んでいくとき。そんな気がしています。

【月ごと】

1月:初めての仕事&visaの申請。

2月:とにかく仕事に明け暮れる。

3-4月:ロックダウン。

5月:プロジェクトが計画していたより大幅に遅れ焦るも、5月末から少しずつやれることをやり始める。

6月:必要のないものの断捨離。パートナーと近くで暮らすことの経験。

7月:visaも取れて、本格的に場所探しと人脈作りを開始。

8月:フランス休暇とくもん研修。

9月:くもん研修と日本一時帰国。

10月:場所探しさらに本格化とギリシャ休暇。

11月:場所探しと、自分を整え自分と繋がることと、自然に任せることの修行。

12月:自分を整える修行と、inputの時間。

【気づき/変化と自分の性質】

・物理的なモノへの意識の高まり:

今までは、精神的なケアさえすれば大丈夫!と思っていた私も、今年は精神的なストレスが身体的な反応として出たり、食生活の乱れが身体的な反応として出たりすることが多くあったことなどがきっかけで、身体のケアも心がけるようになりました。定期的な運動、食べるもの・飲むものへの自分の体質に合った配慮をしたことで、ここ5年で一番軽いです。(あと、それに伴い、可愛め)

※身体を大事にしたいという思いから実際に行動に移せるようになるまで、約2年かかったことになる

・丁寧な生活:

これまで、旅人気質であることから、「今住んでいる場所には長く住まないから」という理由でないがしろにしてきた住環境を、精神的な平穏を目的として配慮するようになりました。(具体的には、植物と過ごすこと・家具や食器やリネンやルームセントに投資をするようになったこと)

そして、10-12時間以上の睡眠が必要である自分を受け入れ、睡眠環境を整えるようになりました。

また、これはニート生活から脱したこともあり、経済的な懸念がないこともかなり助けとなってですが、より地球上にある人間以外のモノたちに配慮した生活ができるようになってきました。お肉・お魚はほとんど食べず、オーガニックスーパーでほとんどの食材を購入し、プラスチックやごみができるだけでないように生活をしています。

・自分のエネルギーを自分で守れるようになってきた:

人と会う時間と自分との時間のバランスをとるのが少しずつ上手くなってきたことで、エネルギーを保つことができるようになってきました。また、パートナーとの関係を深めることで、「課題の分離」の能力も少しずつですが進歩してきている気がします。そして、自然や宇宙と繋がる感覚がより日常的になってきたことで、エネルギーを入れることができるようになってきました。これは一生修行です⁂

・コントロールできることはなくて、自然と直感に身を任せるのが一番(心穏やかに自分を常に整えることの修行):

計画を立てずに直感を信じることをモットーとした去年の自分探しの旅の甲斐あって、今年から、やっと見つかったやりたいプロジェクトに向けて計画を立てた途端、コロナによって打ち砕かれる思い・・・と思いきや、計画通りにいかないのはコロナのせいではなくて(もちろんあるとは思うけど☆ミ)、やっぱり自分にとってのタイミングかどうかなだけということなのでした。その都度その都度、今月場所探し終わらないかな~なんて思って奮い立たせてきたけど、合わない場所とは契約も決まらないし、合わない人とは自然と離れていくもの。今、周りに在るモノたちから心地の良さを受け取れていることがとてもありがたいことだってことに、常に気づいて自分自身と繋がり、自分自身を受け入れゆるせるか、これはまだまだまだ修行が必要かもしれません。が、少なくともその入口を垣間見ることができた1年でした。

・やっぱり旅が必要:

気持ちやエネルギーの切り替えには、やっぱり旅が助けになることが分かった1年でした。そして、切り替えが必要な時に旅はやってくるという逆の原理も、私の人生の中では働くということも分かりました。特に今年は、合間にあったくもんの研修での移動と、日本、ギリシャの休暇が、プロジェクトへの意識の切り替えを助けてくれました。自分のお店が始まっても、土地の移動はきっとするだろうなと思います。

・地球が好き、大地としても天体としても:

ベルリンは、くもんカフェをやりたいという強い思いがあるのでしばらくは拠点にすると思いますが、やっぱり川などの水と山がある、人口密度が低い環境で、地元でとれた新鮮なお野菜やフルーツと共に生きて、地球の要素(自然)と近く過ごすのが好きだと思います。30歳になったら、どこにいるかな~ハワイかな、バリかな。バリっぽいな。

【総括:食べて、祈って、恋をして】

今週ちょうど観た映画、「食べて、祈って、恋をして」。ずっと見たいと思っていたけど、結局ベストタイミングの今週になるまでタイミングが無かったんですが、やっぱり今年の総括はこの映画の中に出てくるグルのKetutの言葉だなと思います。30代半ばの主人公が、なあなあになっていた結婚生活の幕を閉じて、我慢していたけど自分がやりたかった旅にでるということをする話。イタリア、インド、インドネシアに行くんですが、私が2年前にした九州、vipassana瞑想、ヨーロッパの旅の流れとすごく重なって、とても心に残る映画でした。見てない人はネタバレになっちゃいますが、2020年の振り返りは、このKetutの言葉で締めたいと思います。

Sometimes to lose balance for love is part of living balanced life.

To have broken heart means you have tried for something.

P.S. Special thanks to エルベちゃん。いつもそばにいて、沢山の経験と愛をありがとう。私は、あなたとの関係を少しずつ深化していけることをとても嬉しく思っています。だいすきよ💗

今年も1年、すべてにありがとう。来年も、健やかに、丁寧な、愛溢れる1年となりますように。

まりな - cafe NANONI owner

Berlinにてオープン予定の、日本食「ごはん」がでる、くもん教室併設cafeの、大切な大切な資金にさせていただきます💗