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1/27 中国のコロナ状況&低リスクエリア→北京の場合&上海の状況(一部地域で消毒開始)

1/27 発表 1/26 0〜24時の中国大陸新規感染者。
◉市中感染確定例55(黒竜江29 吉林14 河北7 北京4 上海1)
◉海外輸入確定例20(広東7 上海5 甘粛4 天津2 江蘇1 四川1)
◉市中無症状感染者47
◉海外輸入無症状感染者14

 北京市で1/28〜3/15に、中国国内中リスクエリアから訪問した場合の対策が明らかになっています。

1.北京到着時に、到着7日前以内のPCR陰性証明。

2.北京到着後7日目、14日目にPCR検査と健康観察。北京滞在14日未満の場合なら、規定日数範囲でのPCR検査と健康観察が必要。

3.健康観察時は、仕事や生活など日常生活はOK。ただし、集団での活動に参加したり、会食してはならない。また、社区(村)・職場・建築現場・ホテルなどに健康状態を報告。異常があればすぐに報告し病院へ。

 まあ、面倒ですが、特段に厳しい状況ではなさそうで想定範囲内のような感じがします。ただ、河北省の低リスクエリアなど一部地域では別の規定がありますので確認を。

 ちなみに、以前に発表されていますが、他地域で14日間隔離された海外戻りの人が北京に入る場合、不足分の7日間集中隔離か自宅隔離が必要で、計21日間の隔離期間を満たす必要があります。また21日間の隔離後、さらに7日間の健康観察が必要です。

 このようにハッキリと制度として公表されている都市部は分かりやすいのですが、農村エリアとかになるとなにかと厄介で、その地域独自の規定なんかを持ち出されることもあります。なので、特に我々外国人は、日頃から必要な証明書をしっかりと準備して、何が起きても大丈夫な対策をしておくことはとても重要です。

 私が住んでいる上海浦東新区のうちの住宅地ある地区での春節「春運」時期での対策ですが、上海へ戻ってきた場合の手続き。

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 まあ、これも低リスクエリアからの移動では、いつもよりちょっと面倒ですが、とくに無理な要求はなさそう。今、上海ではPCR検査するところも沢山有るし、そもそも出張中に運悪く高リスクエリア・中リスクエリアになってしまったら現地から移動出来ません。まずは仕組みをしっかりと理解しておくことが重要になりますので、皆さんもマンションの掲示板などに貼られている通知にしっかりと目を通しておきましょう。

◆上海市の状況

1/27発表、1/26上海市。
◉新規市中感染1
◉新規海外輸入5
【累計】
◉市中感染365 退院342 入院治療中16 死亡7
◉海外輸入1,290 退院1,191 入院治療中99(重篤1)
◉疑似0(市中感染)
◉疑似1(海外輸入)
◉医学観察中無症状感染0
◉今回の市中感染者発見日2021/1/21

輸入確定例例5例は、すべて隔離期間中に発症しています。
市中感染確定例は、1/21確定例の濃厚接触者(兄弟)で既に集中隔離されていて発症。
https://m.thepaper.cn/newsDetail_forward_10961233…

【感染例と関連した場所】

黄浦区:昭通小区、复兴中路113弄、福申酒店棋牌室、顺昌路590号。
https://mbd.baidu.com/newspage/data/landingsuper?context=%7B%22nid%22%3A%22news_6242407066789891607%22%7D&n_type=-1&p_from=-1

これで上海市の今回の市中感染確定例は16例(14例が普通型、2例が軽症)。現在のところ、すべて関連性が追跡でできていますね。

【累計PCR検査数】

1/26 24時現在で濃厚接触者380人隔離、370例がPCR陰性、10人確定(16人内)。2次濃厚接触者1,021例集中隔離済み、PCR陰性。関係者41,038例のうち41,025例陰性、3人確定(16人内)。10人結果待ち。
https://view.inews.qq.com/a/20210127A03WIX00?uid=&shareto=moments&devid=D0F54E32-FFF9-4A8F-ADD4-D6BEA5CC04B5&qimei=ffc2711eb7857083e6b432d0000010a1510d

 このように、2020年11月以降、市中感染者が久しぶりに出て結構大騒ぎな上海ですが、きっかけは1/21に定期スクリーニングPCR検査陽性で1例、その後今日までに累計16例の感染者を発見しました。

そして、この6日間に行ったPCR検査は、

      「4万1千件」

 正確に的を絞って隔離してPCR検査をコツコツやっていく。上海市政府も、正確に範囲を絞っていくことにかなり力を入れているようです。

 「迅速」にPCR検査をすることに関して、例が紹介されていました。それが深夜になろうとも、とにかく早く検査を実施する必要があるのです。

 1/26の確定例1例に関して、疫学調査で感染者と関連のある復興路×済南路エリアで、道路を一時通行止めにして、テント設営。住民対象のPCR検査を1/27未明に完了させました。なので、白い防護服姿に人が居たからといって、感染者が出たわけではないので、我々も特に驚く必要はありません。
https://view.inews.qq.com/a/20210127A01B3100?uid=&shareto=moments&devid=D0F54E32-FFF9-4A8F-ADD4-D6BEA5CC04B5&qimei=ffc2711eb7857083e6b432d0000010a1510d…

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 しかし、無症状感染者からの感染でも死亡例が出てしまうような新型コロナに対して、PCR検査を十分にしないで無症状感染者を見つけ出すのは大変なことだと思いますが。。。

【中リスクエリア】

変更ありませんでした。

現在の上海の中リスクエリアは引き続き、

①黄浦区昭通路区(福州路以南)・・・・・・・1/21から。

②黄浦区中福世福汇大酒店・・・・・ ・・・・1/22から。

③宝山区友誼路街道臨江新村(1村、2村)・・・1/23から。

④黄浦区貴西小区・・・・・・・・・・・・・・1/24から。

これ以外は、低リスクエリアです。

【消毒部隊が出動】

 中リスクエリアとなっている黄浦区昭通路区(福州路以南)では、封鎖地区を黄・紫・青・緑の4エリアに分け、街の消毒作業開始。1/27 9時半から7日間で完成させる予定。とくに、廊下・共有台所・公共トイレ・ゴミセンターなどは重点的にCDCによって消毒されていきます。また、CDCの分析で、重点人員宅に関しては室内の消毒が必要なため、消毒が必要な世帯に関しては標識をつけておいて、後日消毒が行われていくようです。

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以上です。

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