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M1グランプリ2020 予想

初めまして。自分の趣味の一つが、M1を見ることです。成人したての僕は、生でM1を見るようになったのは最近の話ですが、amazon primeを利用し全年度のM1グランプリを、この自粛期間に見尽くすことに成功しました。筆者はそこまでお笑いに詳しいわけでもなく、毎回予選を見に行っている方々には遠く及びませんが、もういくつ(?)寝ると開催される(無事開催してくれ、、、)M12020の大予想をしてみました。強調しておきますが、筆者はあまり知識がないため、(もちろん細心の注意は払っていますが)間違い、意見などあると思います。ぜひ素人の暇つぶしに付き合うようなテンションで読んでいただければと思います。

1.M12020展望

 昨年のファイナリストから、優勝したミルクボーイ、昨年ラストイヤーのかまいたち、2020は不出場の旨を公表している和牛が抜けます。和牛は昨年のかまいたちのように出場に翻意する可能性もなくはないですが、彼らは2021年がラストイヤーとなるためそこに向け力を蓄えるため今年は出ないと予想します。

 また、ぺこぱは2008年のオードリーもそうだっただろうと思いますが、ああいった強烈なインパクトを与えたコンビはたとえ優勝できなかったとしても翌年に出場するメリットがあまりないと思います。M1をきっかけに仕事も増えていると思いますし、何より型を知られてしまっている以上決勝まで勝ち上がるのが非常に困難だと思いますし、仮に決勝に進出したものの前回の順位を下回ってしまうと、なんとなく陰りを見せてしまうような気がします。個人的には、オードリーのように一度強烈なインパクトを残しそのまま引いていくほうがその後のためにもいいような気はします。同じようなことはすえひろがりずにも言えると思います。

 このように、昨年のファイナリストから何組が姿を消したことで、2020年は非常にフレッシュな大会になると予想します。

2.出場コンビ予想

 ・からし蓮根(7年目、吉本興業 関西)2年連続2回目

 まず、連続出場の可能性があるのはこのコンビでしょう。昨年のファイナリストの中で、「結成10年以内」のコンビの中では1位です。伸びしろも残されており完成度次第では優勝もあり得るでしょう。

・オズワルド(6年目、吉本興業 関東) 2年連続2回目

M1の傾向として、連続出場組は最低でも2組はいるように思います。可能性があるのは、見取り図、オズワルド、インディアンス、ニューヨークあたりでしょう。ただ、過去のM1(2015~2019)で3年連続選出(敗者復活での出場は除く)されたのは、2017~2019のかまいたちくらいです。彼らは2019年がラストイヤーだったのも影響していると思います(もちろん面白いから選ばれました)。3年連続の出場というのはそれくらい様々な要素が重ならなければ厳しいと思います。ですので見取り図(13年目)の選出は現実的ではないと思われます。また、連続出場組は、選出にあたって「昨年からの上積み」が重視されているように思います。そういった点で、一番芸歴の浅いオズワルドが進出すると考えます。彼らは昨年、出番がミルクボーイの後だったので違う順番での彼らを見てみたいという希望も込めて。

・アインシュタイン(10年目、吉本興業 関西)初出場

 M1の毎年の傾向として、準決勝での順位が次点(10位)で惜しくも出場ならなかったコンビは翌年選出されています。2018はからし蓮根、2017はスーパーマラドーナ、2016は和牛、2015はさらば青春の光が次点であり、彼らは翌年選出されています。このような点から、2019年準決勝で次点であったアインシュタインは選出されるでしょう。

・東京ホテイソン(5年目、グレープカンパニー 関東) 初出場

 2017年25位、2018年11位、2019年12位と結果を残し続けています。昨年の準決勝では出番が序盤の割にはウケていたようで、予選の出番さえ良ければ決勝進出は間違いないでしょう。非吉本枠(現実にそのような枠があるわけではない)でもあります。

・たくろう(4年目、吉本興業 関西) 初出場

2018年の準決勝でウケましたが、昨年は準々決勝敗退。しかし、オール巨人がカジサックの動画内で出場者予想をした際に彼らの名前を挙げています。今年こそ出場できるのではないかと思います。昨年のからし蓮根的立ち位置でしょう。

・令和ロマン(5年目、吉本興業 関東)初出場

ダークホース枠。昨年のオズワルドがそれまで一度も準々決勝に進出したことがないながら5年目で一気に決勝に進出したように、一気に進出してもおかしくない、NSC首席卒業コンビ。とはいえ、2018年には「魔人武骨」の名でワイルドカードで準決勝に出場、2019年も準々決勝に出場しており実力も申し分ありません。

・三四郎(15年目、マセキ芸能社 関東)初出場

ラストイヤー枠です。このような枠が現実にあるわけではありませんが、例えば進出か敗退かのボーダーライン上に複数のコンビがいた場合、ラストイヤーのコンビが優先的に選出される傾向はあるように思います。例えば、2018年のギャロップ、2017年のとろサーモン、2015年のタイムマシーン3号などです。2020年にラストイヤーを迎えるコンビは多数ありますが、とりわけボーダーライン上にいると思われるのが三四郎と学天即です。彼らは準決勝の常連でしたが何度も決勝の壁に跳ね返されてきました。この2組を比べると、個人的には三四郎かなと思います。昨年の成績が、三四郎は準々決勝敗退なのに対し学天即は3回戦で姿を消しており勢いに陰りが見えます。また、三四郎はあれだけの露出度ならば本来観る側のハードルも上がりウケづらくなるのも否めないと思いますがそれでも毎年のように結果を残しているのは漫才の実力があってこそでしょう。

・ミキ(8年目、吉本興業 関東)2年ぶり3回目

残りの組ですが、上述の7組中5組が初出場のため一方は返り咲き組になるでしょう。その候補が、ミキです。昨年は惜しくも決勝進出はなりませんでしたが、2019年の上方漫才大賞を受賞するなど漫才の腕は落ちていません。和牛が出場しない今大会に必要な、決勝慣れしたコンビでもあります。

・金属バット(14年目、吉本興業 関西)初出場

過去の傾向から見るに、芸歴10年以上のコンビが最低3組は選ばれると思います。また、バランス的に関西芸人が足りません。そこで名前が挙がるのが、金属バットです。最近よく名前を耳にするようになり認知度も高まってきた彼らですが、実は芸歴すでに14年目を迎えます。2018,2019年ともに準決勝に進出しており実力も申し分ありません。そのうえ昨年はワイルドカードによる進出で準決勝の出番がトップバッターだったにもかかわらずウケていたようです。

最後に、敗者復活枠です。個人的には、敗者復活戦のネタを見なくても投票できてしまう今の制度は、人生をかけてネタを披露している芸人に失礼だし、なによりM1のコンセプトは「”その日”一番面白いヤツを決める」ではなかったでしょうか。それならば当日の配信を見ている人の中から抽選で投票権を与える形にし、配信の中で抽選に申し込むためのQRコードなりパスワードなりを公表するようにし、その当選者+現地での観戦者による投票にするのがベストだと思います。とはいえ筆者が文句を言っても仕方がないので、現状の制度だと来年はどこが来るかを予想します。

・四千頭身(4年目、ワタナベエンターテイメント 関東)初出場

昨年の投票でも和牛、ミキに次ぐ第3位でしたし、昨今の人気もすさまじいので準決勝に進出さえすれば一番可能性が高いと思います。昨年のファイナリストである見取り図やインディアンス、ニューヨーク、またテレビ露出の多いカミナリ、ハライチや元ファイナリストのトムブラウンやマヂカルラブリーなども準決勝までくれば可能性はあるかと思いますが、個人的にはM1史上初であるトリオの決勝進出を期待してしまいます。

まとめると、

・からし蓮根 ・オズワルド ・アインシュタイン 

・東京ホテイソン ・たくろう ・令和ロマン

・三四郎 ・ミキ ・金属バット ・四千頭身  です。

この中の何組が実際に決勝に行くのか、すでに待ちきれません。


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