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観測所にて

くるくる回る
くるくる回る
夜に銀笛が鳴り響く
僕はアルビレオの端に立って
すこしだけ目を閉じて星を廻る

望遠鏡は投げ捨てた
僕を書き留める紙とペンだけ握り締めて

本当は知っていた
僕のきもちも君のきもちもなにもかも

何かが砕け散った音が高く澄んで
やさしくやさしく降り注ぐ

滲んだ世界なんて、見えないふりをしたままで

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