見出し画像

ヤツの取扱説明書

今日は、転職活動の2次面接でした。

代表が現れた途端、従業員の方々の間に緊張が走ります。

(オー、何だか窮屈そう…)

私の職種は、代表のキャラが全てみたいなところがあります。

今まで、へんちくりんなボスにばかりお仕えしてきました。

朝の日課は、ボスのご機嫌チェック。

「今日は、どっちなんだ?」

先輩従業員が、教えてくれました。

「ボスは、不機嫌がデフォルトだから…」

入社して半年程の女性従業員が言いました。

「私の予想は、いつも外れるんですけど…」

「もう、どうして良いか分からないんです…」

「花甘露さん、今、ボスに話しかけても良いんですかね?」

仕事に関する質問なら、喜んで答えるところですが…。

ハズレた時は、責任重大です。

変にGOサインを出して、ボスにメタメタにやっつけられる後輩の姿など、見たくはありません…。

なんとも、悩ましいところです。

ご機嫌なら、ご機嫌バッチでも付けてもらいたい位です(笑)。

こうして、徐々に消耗して行く従業員達。

仕事に集中できません…。

この前は、鼻歌など歌い始めたボスでしたが、油断してはいけません。

先輩が言いました。

「ダメ、ダメ!」

まさに、「危険、近寄るな!」状態です。

頭の中に徐々に蓄積されていく、ボスの取扱説明書。

でも、結局のところ、目立たない様にするのが1番なのでした…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?