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7370 Enjin IR説明会メモ (24.02.01)

日本証券アナリスト協会主催の個人投資家向けIRセミナーに参加してきました。今回、私が初めて参加する企業だったので、説明精度は良くないかもしれないのは予めご容赦願いたい。


事業

祖業であるダイレクトブランディングサービスは、中小企業や医療機関を対象としたPR支援サービス。売上の8割を占める。大手PR会社の月額コスト(月額50-100万円)を低額(月額5-10万円)に抑え、メディアに掲載・露出した際に成功報酬をいただく契約になっている。またその後の素材作成や掲載期間は月額課金としてストック収入を増やす方針。

ストラテジックPRサービスは、共同PRやベクトルと似た事業。売上1割。

PRプラットフォームサービスは、顧客とメディアをマッチングするのに特化したサービス。売上1割。PR TIMESや@PRESSとの違いは、彼らはPR記事をネットに公開し多くのメディアで取り上げられることを期待するサービスだが、当社のメディチョクは、外部に公開することなく顧客とメディアを直接マッチングさせることに特化したサービスとなっている。メディアとの接点の多さが強み。

業績

今期、来期に向けてスポット収入からストック収入に切り替えていく過程で、売上が鈍化している。

中期経営計画

今期と来期は成長の踊り場。

質疑応答

Q. ダイレクトブランディングサービスのストック収入とは何を指すのか?成功報酬はスポットですよね?契約が変わるの?

A. ストック収入への切り替えは社内方針の変更であり、顧客との契約が変わるわけではない

立ち上げ時はほとんどストック収入だったのだが、上場したあたりで売上を追い求めるスポット収入が増加した。今後、顧客とのLTVを上げるにはスポットよりストック収入重視に立ち戻る必要があると判断。メディア掲載のための素材開発、掲載期間は月額課金を行うストック収入などを増やしたい。


しっくりこない(´・ω・`)
社内のインセンティブを売上重視から継続率向上に切り替えたって話のように感じた。単なる組織変更でストック収入強化、と言われてもねえ。スポットばかり求める営業が増加し結果的に顧客満足度が下がったんで、スポットを自制しますって話だと、いや知らんがなって気持ちになりますよね。
取り敢えず契約を変えたということではナサげ。

Q. 医療機関のPRは法規制が厳しいと思われるが?

A. 規制は高い

直接的な表現は難しいので例えば院長先生の人間性などに注目した記事などを掲載している。これだと法的に関係がない。

Q. アポチョクは?

A. サービス終了した

立ち上げ当初は1契約で5-8万円取れて採算にあっていたのだが、価格競争が厳しくなり1契約1万円あたりになったあたりでサービス終了を決定。

今後の絞殺

イマイチ成長のイメージが浮かばなかった(´・ω・`)

多分、ダイレクトブランディングサービスを軸として営業人員を増やし、顧客を獲得することで売上を伸ばす、という形なのかなと想像したが、質問するタイミングがなかった。もう少し質疑応答を繰り返すことで精度は上がるとは思うが、今の時点で投資対象としてどうみたらいいのかがピンと来ていない。

参加者の方に聞いた感じでは、社長がぶっ飛んでるのでぜひ聞いて欲しいと聞いている。どうしたものか。

参考資料