【編集後記】4415 ブロードエンタープライズへのインタビュー(前編)

ブロードエンタープライズ[4415]さんとのインタビュー動画が公開されましたので、その時のお話などを書いてみます。


事の始まり

「新企画で個人投資家が上場企業の経営者にインタビューする企画を立ち上げたいんだけど、出ます?」とのオファーが突如、飛び込んできたのがキッカケでした。以前、IRTVの個人投資家研究所に出演したのですが、その時にIRTVの決算説明動画で経営者が淡々と決算を説明するだけでは面白みに欠ける、投資家の立場で質疑応答を加えたら面白いんじゃないか?みたいな雑談を裏でしてまして、まさか私がその第一弾になるとは思わなんだでした。

相変わらず個人投資家としての知名度は皆無なので、視聴回数が回るとは思えませんけど?と断りを入れつつ、それで問題ないならやらせてくれと返答しました。

後は早かったですね =)

初手、3Q決算説明会に触れた理由

収録は当日一発撮りでして、前提となる事業説明をどの程度やるかについては聞かされていませんでした。まあ事業内容を知らない個人投資家向けにそれなりに時間を割いて説明するんじゃろ?と思ってました。認識が甘かったですね。

動画を見ていただければ分かる通り、事業について軽く触れた程度でほぼノーカットです。あの状況でバトンを渡されたんでちょっと焦ったよね。

「決算説明動画をみてることを前提に、これから面倒くさい質問を続けるけど、気になったら動画見てくれよな!」という前フリが必要との判断でああいう下りにしています。

B-CUBIC Nextの「蓋然性(がいぜんせい)」

祖業であるB-CUBICシリーズ(賃貸マンション向けWi-Fiサービス)を安定収入としてどこまでの成長を見込んでいるかを聞いてみたかったんですよ。今の事業を続けていく分にはある程度の成長の見通しが出来ており、その安定収益で新規事業であるBRO ROOMやその派生事業を伸ばしていくものだろう、という前提を持っていました。このあたりの質問の背景を説明するのが面倒だったんで、それらを引っくるめて「蓋然性」という単語に込めたんですよ。

そしたらあっさりB-CUBICシリーズのみならずBRO LOCKもレッドオーシャンだって言い切ったじゃないですか。同業他社である9450ファイバーゲートの社長である猪又さんの話を聞く限り、この業界はブルーオーシャンとは言えない環境下で各社、次の一手を模索している最中という認識でした。そもそも同業他社は多いですし。

あの時点で質問のトークデッキを入れ替えてました =)。レッドオーシャンある認識があるのならこれ以上、B-CUBICシリーズやBRO LOCKの話を広げても次の中計のヒントにはならない、との判断でした。

「B-CUBIC NextをBRO ROOMが超えるイメージ感はあるのか?」という質問は、BRO ROOMに質問をガン振りした方がいいのかを探ってましたよね =)。

自己資本比率を聞いた理由

増資の判断を聞き出そうとしてます =)

自己資本比率が低い時に一番効果的なのは「増資」です。低い自己資本比率に課題を持っているとの発言があれば、増資の可能性を否定していない、と考えています。

今回の回答からはまずは債権流動化が上手くいく前提のようで、これが上手く作用するのであれば増資の可能性はやや低いのかな、という印象を持ちました。

ということで

後半の動画は1/21の夕方、公開予定です。質問は当然、BRO ROOMの深掘りです =)。

ご期待あれ(*´ω`*)