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地方の薬局が関わるコロナ感染症対策とワクチン事情

地域医療ジャーナル 2021年5月号 vol.7(5)
記者:hatabo
保険薬局薬剤師

5月号です。
少し投稿をお休みしていました。4月から勤務時間を変えて時間の使い方を見直したり、部屋に新しい机を入れて原稿書きの仕事が捗るよう片づけをするなど、自宅や職場の環境を整えることに注力していました。
薬局薬剤師の本業はどうかと言いますと、風邪や感染症の患者さんが少ないこともあり、今年は少しゆっくり仕事をしています。薬局は秋田県仙北市ありますが、コロナ患者対応はほとんどないのが実情です。ただ、近隣の病院に感染者が入院していますので、緊張感が続いています。

ところで冬場のストーブが稼働する時期に、学校薬剤師の業務で小・中学校を訪問して、授業中の空気環境検査を行っています。学校で長い時間を過ごす生徒や職員の健康の保持増進を図ること目的に、学校環境衛生基準【1】で規定されている検査項目の一つです。検査に使用する機器は、CO2モニターといって、環境中の二酸化炭素の濃度や、温度・湿度を測定するものです。二酸化炭素濃度を測定することで換気の目安を知る事ができますから、CO2モニターはコロナ禍においてよく知られるようになりました。


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