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【動画】ホスピタルアート制作現場から~埼玉慈恵病院 手外科マイクロサージャリー研究所

地域医療ジャーナル 2021年8月号 vol.7(8)
記者:muraoka_kenichi
似顔絵セラピー・プロジェクト代表


埼玉慈恵病院
手外科マイクロサージャリー研究所の
診察室のホスピタルアート制作。

人間の行動に密接に関わっている
手の怪我や病気を治療する診療科が
手外科。

現在、約1000名の手外科専門医が
活動していらっしゃり
日本手外科学会の手外科認定研修施設で
「手外科」と名がついている施設は
国内で約10施設あるみたいです。

今回は、手外科の病棟ではありませんが
手外科の外来、手術室、
ハンドセラピー(リハビリ)室、
装具作成室、検査室、
マイクロサージャリートレーニング施設、
カンファレンス室などが入る建物。

ここまで集中的に手外科に特化した病院は国内でも少なく
まさに手外科の臨床研究を行って
手外科学の進歩に貢献と
研修医の指導を行って手外科医の育成されている
病院になります。



ここから制作の話になります。

ヒアリングをもとに
何枚も違うデザインのラフ画を
色鉛筆の手描き制作いたします。

手外科をわかりやすく伝えるために
福本恵三先生を少しイメージした
キャラクターも制作。
ちょこちょこ
壁や天井など登場します。

両手に包まれたデザインの壁画
手の形をした気球や
てんとう虫や蛙などキャラクターを探すことができて
少しでも不安な気持ちを軽減できるように
様々な仕掛けが入っています。

また毎年、年に1度
福本先生の診察に来られる
お子さんもいらっしゃるとのこと。
壁には横ラインの模様を描き
先生と記念撮影をした時
お子さんの成長がわかりやすい
デザインにもなっています。
「診察室が記念の撮影スポットにもなる」

精神科のクリニックなど見学に行ったとき
海の風景の絵画やイラストが
展示されているのが印象に残っており
閉鎖的な空間には
海や空、地平線など
空間を広く感じる画面構成で
描くことも多いです。

今回ホスピタルアートのテーマは
「つながりの部屋」

■埼玉慈恵病院様ホームページ
http://www.jikei.or.jp/index.html

■埼玉手外科マイクロサージャリー研究所
http://hand.jikei.or.jp

似顔絵セラピー・プロジェクト
代表 村岡ケンイチ

 

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