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ケアラーの視点/生命倫理

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spitzibara ▶医療にウルサイ「重い障害のある子どもを持つ母親」です。
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#感染症対策

コロナ禍における「権利擁護・合理的配慮としての面会・付き添い」を考える

地域医療ジャーナル 2021年3月号 vol.7(3) 記者:spitzibara 医療にウルサイ「重い障害のある子どもを持つ母親」  先月の2月号で、2つの記事、コロナ禍における介護施設の面会禁止再考:家族を「エッセンシャル・ケアラー」と捉える視点 と 英国の「障害のある私も、ちゃんと治療してください」キャンペーン を書きました。  その後、それぞれの記事に関連した資料を1つずつ、面会禁止については『看護管理』2月号の「『面会制限』が患者の意思決定にもたらした倫理的課題

コロナ禍における介護施設の面会禁止再考:家族を「エッセンシャル・ケアラー」と捉える視点

地域医療ジャーナル 2021年2月号 vol.7(2) 記者:spitzibara 医療にウルサイ「重い障害のある子どもを持つ母親」  新型コロナウィルスの感染拡大によって、高齢者や障害児者の入所施設では面会を禁止したり制限したりする措置が取られてきました。私たち夫婦も、第1波の時には3か月間まったく娘に会えませんでした。その後は短時間の対面面会や外出が認められていた時期もあったのですが、やがてアクリル板越しの面会となり、第3波まっただなかの現在はLINEでの面会のみとなっ