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愛車を大切に「乗って」いますか?

決して安い買い物ではない車。誰しもが大切に、長く乗りたいと思うものですが、皆さんは大切に「乗って」いますでしょうか?実は皆さんが大切に乗るためにしている行為が、結果的に車にダメージを与えていることがあるのです。車を大切に長く乗っていくために気を付けるポイントをまとめていきます。

車の最重要部品「エンジン」

車を動かすために必要不可欠な部品、それは「エンジン」です。エンジンは数多くの部品で構成されており、そのほとんどは金属製になっています。

その金属部品が高速に動く際に発生する熱や金属同士の摩擦を軽減するために、エンジンオイルが注入され定期的な交換が必要になっています。

実際、車の取り扱い説明書やメンテナンスノート等に推奨される交換頻度(例:走行5,000km毎)が記載されているので、まだ見たことがない方は一度見てみてください。

このエンジンオイル交換をサボってしまうとエンジン内部に汚れが蓄積され、最悪の場合エンジンが動かなくなってしまいます。

また、汚れを含むエンジンへのダメージの溜まり方は車の乗り方も影響していて、こちらは意外と知らない方が多いのかなぁと個人的に思っています。

エンジンに悪い乗り方とは?

では、ダメージの溜まりやすい乗り方(=エンジンに悪い乗り方)とはどのような乗り方でしょうか?結論から言うと、
①エンジン始動直後にフルスロットル(エンジン全開での走行)
②エンジンが温まりきる前にエンジンストップ(目安は10分程度)
のような乗り方です。

わかりやすいように人が短距離走をするシーンに当てはめてみると、①は寝起きの状態で100mを全力疾走する、②は準備運動だけやってタイム計測なし(不完全燃焼)のような状況です。逆にわかりにくいですかね?(笑)

これはホントに極端な乗り方なので、日常使いにより近いもので考えてみましょう。

日常使いでエンジンに良い乗り方

皆さんが日常的に車を使う場面といえば、近所のスーパー等へのお買い物と休日のお出かけに大きく分けられると思います。それぞれをお買い物→短距離のストップアンドゴー,休日のお出かけ→長距離の一定車速走行と考えると、「休日のお出かけ」の方がエンジンには良いのです。

理由は、長距離を一定車速で走行するとエンジン内部の汚れが落ちやすくなるからです。(短距離のストップアンドゴーはその逆)エンジンの汚れが落ちやすくなるため、エンジンオイルが汚れやすくなるデメリットはありますが、エンジンオイルは消耗品のためいずれ交換が必要ですし、エンジン自体がダメになるよりはコストもかかりません。

車を2台お持ちのご家庭などは、お買い物かーとお出かけカーにわけている場合もありますが、その場合はお買い物カーをたまにでいいのでいつもより長く、かつ一定のスピードが出しやすい場所を走ってみてください。もしかするとエンジンの調子が良くなったように感じるかもしれません。

私の実体験

実際、私と同じ車でも短距離しか走らない車のオーナーさんからはエンジントラブルをちょこちょこ耳にするのですが、私の車と同じくらいの走行距離かつ長距離を乗っているオーナーさんからは全くトラブルが起きた等を聞いたことがありません。(そもそもメンテナンスの頻度が違うことは置いておきますが…)

雑談レベルでディーラーの担当さんとお話ししていても同様のことを仰っていたので、全く的外れなことを言っているわけではないと自分でも思っています。

まとめ

車は安い買い物でもありませんし、長く乗っていきたいと私も思います。
急にエンジンが止まってしまうなどのトラブルによる交通事故等も発生していますので、少しでも車の仕組みに関心を持っていただき、より楽しいカーライフに繋げていただければ幸いです。

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