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便利ズームが上達の秘訣?

最近FUJIFILMのX-T5を持ち出すことの多い私ですが、日常シーンでの使用では便利ズームを使うことで撮影技術が上達するのではいか?と思うようになってきました。なぜそうなってきたのか、自分の備忘録的にまとめておきます。

①日常シーン=日中では十分な光量がある

多くの人がカメラを持ち出す場合、日中での撮影が多いのではと思いますが、例に漏れず私もそうです。となると、日中は太陽が出ているため光量(明るさ)が十分にあり、ボケ量を気にしない場合、便利ズームのようなF値の範囲でも手ブレせず撮影できると言えます。(照明の少ない室内などは例外です)

また、風景全般を多く撮影する場合は、全体にピントを合わせるためにF値を絞り気味に設定することが多く、単焦点レンズなどによくあるf1.8のような明るさは「オーバースペック」になる場合がほとんどです。他にも、光量が非常に多い真夏の昼間ではF値を小さく設定すると明るずぎるためにNDフィルターや露出補正を調整する必要が出てきます。

②初めての場所では距離感がわからない

自分の知っている場所、行った事のある場所では被写体と撮影場所の距離感がわかるため、どのくらいの焦点距離のレンズが必要かイメージはつきやすいと思いますが、初めていく場所でそれを把握し切ることは不可能だと思っています。

私も初めていく場所は事前にInstagram等でどんな写真が撮れるか事前リサーチした上で向かうのですが、立ち入り禁止エリアがあったり、思った以上に被写体まで距離があったりということがよくありました。そこで焦点距離の変えられない単焦点レンズだけだと、事前イメージとは違う写真しか取れないことになります。

それに対して便利ズームを持っていると、その場の状況に柔軟に対応でき、イメージしていた距離感、画角での写真が撮りやすくなるのではと感じます。

③広角側はスマホとカメラで大差なし

ただ、便利ズームだと広角側が足りなくなってしまう問題が起きてしまう可能性がありますが、個人的にはそこをスマホに切り出すというもの一つの手ではないかと思っています。

私自身、超広角レンズを所有していたことがありますが、結果的にそのレンズは売りに出してしまい、今ではiPhoneの超広角レンズでの撮影がメインになっています。正直、これで十分です。

④望遠側に関してはカメラの圧勝

広角側に対して、望遠側は間違いなくカメラの圧勝です。それはズームする際の仕組みがスマホとカメラで異なるためです。スマホはデジタルズーム(ソフトウェア的に撮影範囲を絞る=ズームする)であるのに対して、カメラは光学ズーム(レンズを繰り出すことにより光学的にズームする)であるからです。光学ズームを採用することで、高画質に遠くのものを大きく撮影することが可能になり、ズームの度合いが大きければ日常の景色とは大きく異なる写真を撮影することもできます。

ズームの度合いを大きくすることで、「圧縮効果」が大きくなり、背景と被写体が非常に近くに配置されているような印象を作り出せます。人間の目でも遠くのものを見るのにも限界があるので、高画質にズームできる機能は簡単に非日常を感じることができる便利な機能です。

⑤切り取り方の勉強がリアルタイムでできる

写真を撮る上で大切になるフレーミング(どの範囲を写真として切り取るか)をリアルタイムで勉強できることも便利ズームの大きなメリットです。画像編集ソフトで色々な範囲を切り取る手段もありますが、正直私はめんどくさくてやりたくありません。撮影しながら勉強できればその日のうちに他のシーンで試すことができますし、時間の有効活用に繋がります。

様々なシーンで様々な取り方を学べることは、カメラを始めたばかりの方はもちろん、普段単焦点レンズしか使わない方にも非常に良い刺激になるのではないでしょうか。

まとめ

個人的に考える便利ズームのメリットを記載してみました。やはり画角の調整ができるズームレンズは便利ですし、高倍率を実現する便利ズームは初めての場所への旅行などで活躍すること間違いなしです!
皆さんのカメラライフがより楽しいものになることを願っています。

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