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【彼岸の墓参り】


彼岸の墓参り。
皆さんは行かれましたか?

私は主人と二人。
昨日お墓参りへ行ってきたんですけどね。
お墓へと向かう車中で
ふと主人がこう私に聞いたんです。

「なあ?
 彼岸って何で墓参りに行くんだ?」

あら?
知らなかったん?

「よう考えたら
 知らなかったんだよな(笑)

 行くもんだ。って
 昔から言われてきたから
 毎年行ってるだけで。
 
 割とみんな
 そんなもんじゃないん?」

ああ。
そうかもね。
あたしもこの仕事してなきゃ
意味なんて
考えることもなかったかもなぁ。

諸説あるし。
宗派さんごとに
ビミョーに考え方も違うから
これが絶対正解⭕というものではないのだけれど。

色々はしょって簡単に言えば…

彼岸っていうのは
仏さまのおられる地のこと。
要は亡くなった人たちがいるところね。

そして
この世は此岸(しがん)っていうの。
生きている私たちがいるところ。

その彼岸と此岸が
年に二回。
近づくんだってさ。

それがこのお彼岸ね。

お盆と違って
故人が帰ってきてくれる訳じゃないんだけど。

岸同士が近づくから
彼岸は
いつも以上に
こちらの声も想いも
あちらに届くんだってさ。

だから
日頃見守ってくれているご先祖さまに
直接その感謝を伝えにいく。

それが一番大事な
お彼岸の意味。

お墓に行くのは
そこが彼岸に通じる道だから。

お墓はあちらとこちらを繋ぐ道だからね。

ちなみに仏壇は今風に言うなら
リモート出来るパソコンみたいなもんな訳よ。
いつでも繋がれるけれど。
お墓に行くライブ感はない。

だから。
ちゃんと生の声を届けるために
墓に行くって訳だ。

…例えが軽すぎて
お寺さんに叱られそうだけど(笑)


そう言って笑った私に
主人は真顔で
「いいやんけ。
 その説明。すっげー腑におちた。」と
言ったのよね。

あはは💧
かなりはしょってるのよ。。。

もっと色々意味はあるのよ。
六波羅蜜(ろくはらみつ)とかいう
徳を積むべき期間だとかさ💧
ホントならそういう
難しい話もちゃんとせんなんがだけどね。と

私が補足を始めようとすると
それを遮った主人。


「要らないよ(笑)
 もう充分。

 でも聞いてみて良かったわ。
 あーやっぱり墓参り来て良かったって
 そう思って参れるからな(^ー^)」


そっか。
ならば良かった(笑)

主人と並んで
ご先祖さまに手を合わせた。

その表現で本当に合っているかどうか
ちょいと疑わしい私の説明を聞き
考えるところがあったのか
いつもより
長く手を合わせにいた主人。


ふふ(笑)
合っているかどうかはわからんけど。

ある意味
正解だったかも😁


そう思った2020年のお彼岸のいちじつ。

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