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一般社団法人戦災支援復興センター(WDRAC/ワドラック)に関わるということ。

ウクライナで起きた戦争をきっかけに、3月から立ち上がった一般社団法人戦災復興支援センター(WDRAC/ワドラック)に、ボランティアとして関わっています。

WDRACについては書きかけのままずいぶん経ってしまっていましたが、夏の忙しさも9月に入って少し落ち着いたので、書いてみました。

WDRACのコンセプトは、「支援する人を支援する」。

私たちが支援する人は、いずれも、WDRACメンバーの友達・知人です。そんな「友達の友達」が、世界のどこかで、戦災で避難してきた人のために支援活動をしています。

ウクライナでの戦争が起こってしまったとき、「なんだかよくないことが起こったな。」と思いつつも、何が・誰がよくない、ということを考えたり、決めつけるのは「なんか違うな」という気がしていました。
だから、「できるだけ関心を寄せる」というスタンスを取っていました。

そんな時に、ラフティングで世界一を目指していたときに、チームに関わってくれていたアキラさんが「支援活動をしている友達の友達を助けたい」という呼びかけがありました。

何が正しいかはわからないけど、困っている人が助けてほしいと言っているのであれば、それはしたほうがいいな。と思いました。せめてそのくらいはできる人間でありたい、という思いもあります。私にとっては、「友達の友達を助けるために力を貸してほしい」と言っているアキラさんを助けよう、という感じでした。

そこから、あっという間にWDRACが立ち上がり、web siteを作り、寄付を呼び掛けています。

そして、気づけばウクライナへの軍事侵攻が始まってから半年。

今はウクライナに関するニュースもかなり減ってしまったし、WDRACへの寄付やメンバーの活動への関心も始まった当初よりは減ってきた気がします。また夏の忙しさの中で、私自身がWDRAC関わりを持つ時間も減ったりすることもありました。

でも、WDRACの活動は粛々と続いているし、「できるときに、できる人が、できるだけ」、手を動かし、支援する人を支援することを続けています。

そして世界のどこかでは、戦災で自宅に帰れない人がいるし、ミサイルが自分の街に落ちたり、サイレンが鳴る中で生活している人がまだまだたくさんいます。そして、そんな状況の中で、困っている人を助けるために支援をしている人がいます。

それは「どこかの国の誰か」ではなく、WDRACを通じて繋がった、キーウにいるオレグだったり、イギリスから支援のためにポーランドやウクライナ国内で活動するサイモンだったり、「友達の友達」が作ってくれた繋がりのある人です。

何が正解なのか、WDRACに関わることが自分に何をもたらしてくれているのか、答えがハッキリと見えているわけではないのですが。でも、こうして「見ないようにしていれば見ずに済ませることもできるけれども、誰かが担ってくれているとても大切なこと」に関わり続けられている。ということがひとつよかったことだなと思っています。

なので、これからは気合を入れて書こうと思うと続かないけれども、少しずつWDRAC(ワドラック)の活動についても書いていけたらなと思います。

関心を寄せてくれた方、ぜひWDRACを通じて寄付をお願いします。お金ではなくても、WDRACのことをシェアしたり、WDRACの活動に参加したりしながら、一緒に「今日も支援を続ける彼ら」に思いを寄せてもらえたらなと思います。

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