若き恋のはなし。

この前の話の続きをしよう。大した話ではない。よくある話だけど、見ておくれ。

大好きだった男とセフレになってからはズブズブ沼に嵌るように好きだった。一度寝たら彼女ヅラする女の典型例。バイト先では調子に乗ってた。当時仲良かった友達も悪い。当時って言っても今も仲良いんだけども。中々ふたりしてイキってた。まあ、今では笑い話だけども。男の子と仲良くするのが楽しかったんだから仕方ない。19.20歳の女子の話だ。仕方ないじゃない。パートのお姉さんもいけなかった。全てを聞いてもらっていた。そのお姉さんも人妻ながらバイト先の先輩と不倫してた。どんな泥沼なバイト先だよ、と今でも思う。でもそのお姉さんをはじめとするパートさんは全員好きだった。是非集まってもう一回飲みたい。機会を誰か作って欲しい。話がずれてきたから戻そう。好きという気持ちはめんどくさいものだ。しかも追うだけの好きは本当に厄介だ。客観的に見ればやべえ女だなあ。と思うだろう。だけども必死なのだ。それほどまでして欲しい男だった、色々計算高い男は私の我儘を基本受け入れない。けれどたまに受け入れて私を離そうとしない。こんな絵に書いたような、巷に溢れる歌詞にありそうな恋愛をするなんて思わなかった。けれどそんな関係が半年ぐらい続いたところで、彼が留学することを聞いた。そして彼に好きな女が出来た。それまたバイト先で。拗らせてる私はその女と仲良くなろうとした。5割は本気で仲良くなりたかったけど、5割はマウントをとりたかったんだと思う。今思うと本当にしょうもない。女の子も怖かっただろう。何回も言うけど19.20歳の過ちだ、許して欲しい。そんな事もあり、付き合ってる訳でもなかったのに彼に好きな女にちょっかいかけるなと言われた。私はどうやら少女漫画の悪役か何かになってしまったらしい。私はとうとう悪役に成り下がり、関係に終わりを告げられた。その日の夜は家に居たくなくて、けど中途半端に優しい男のおかげでパートのお姉さんと夜中のドライブをした。死ぬほど泣いた。自分を悲劇のヒロインか何かと勘違いしてたのかもしれない。けれど好きだった。お姉さんはいつまでも話を聞いてくれた。衝撃的だったのは終わった次の日に飲みに誘われた事。しばらく会わない予定だったのに。結局すぐに会った。まあ、大人数で飲んだだけ。特に何もなかった。それからはグループで遊ぶ程度で、暫く好きだったが関係は友人であった。一度だけ過ちがあったが社会人になって一回だけ。私も気持ちはなかった、本当にセフレのように寝ただけ。そこから多分記憶上一回も顔を合わせていない。連絡も取っていない。人伝に結婚の話を聞いているかもしれないが、大して何も思っていないだろう。あんなにも追いかける恋愛をするのはこの男が最初で最後だろう。そんな事誰にも言わないけども。恋する自分に恋していた。恥ずかしい記憶だ。けれど多分一生忘れないであろう。いつかまた会いたいと思う。私はいま、愛されて幸せだと。愛される幸せを感じられるのはある意味貴方のおかげだよと。いつか伝えてやりたいと思う。そしていつか会う時はあの時よりも内面も外見も綺麗になって、少しでもいいから惜しい事をしたと思わせてみたい。こう思う時点で少し好きなのかもしれないが。記憶のどこかに存在出来たらそれ以上の喜びはないのかもしれない。さあ、最低男の話はこんなものだ。ちなみに今の彼もバイト先で出会った人だ。どんだけ拗らせるんだよ。と言いたい。しかも彼は当時、仲良かった友達が好きだった。(ちなみに酔った勢いで彼に当時の話をしたことがあるけど驚いていた)とんでもなく拗れたバイト先だったが、楽しい事も多かった。なんだかんだ言って受け入れてくれている彼が好きだし100%愛してくれる彼が愛しい。だけども99%信じて、1%は信じていない。そんな恋愛感情を植え付けたのも結局、最低男だ。だから是非次に会った時はこう言ってやりたい。

「貴方のおかげで私は今、幸せだよ」と。


過去の話はこんなものだ。また気が向いたらもうすぐ旦那になる男の話をしよう。いや、ジャニーズの話かもしれないが。

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