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ターナーのモチベーター | Game 11 / インシーズン・トーナメント グループプレー第2戦 @ 76ers | 2023年11月14日

2連続のシクサーズ戦。8勝1敗と本物の強さを維持するシクサーズ。リベンジして、自信と勢いを得たい。
持ち味であるスピードに乗りパスで崩すオフェンスはそのままに、前回の敗戦から修正して頭脳プレーを見せてほしいな~と祈りつつ、試合開始。

ハリバートンがこの日も絶好調で前半でスリー6/8。方々でオールNBAとの声が聞こえはじめる(らしい)。
さらにトッピンのカッティングと打点の高いレイアップが効いていて、これがシクサーズ(エンビード)攻略法かもしれないと気づく。

スタートダッシュに成功し、前半は63-54と9点リードで折り返す。
当然、全く油断はできない。

3Qから徐々に押されて、ついに逆転を許す。ここから接戦に。
昨日チートモードだったマクシーが今日は魔法が解けたみたいで、若干気持ちが楽。なんかマクシー、いろんな人からキツく当たられてるような・・・(ハードファウルされたり、バディにまたがれたり)少しかわいそうになった。

3Q中盤のネムハードのマクシーのデッドボールをブン取りに行く感じ。このふてぶてしい感じがいかにもネムハードって感じで良い。これからも、怖いもの知らずのネムボーイでいてください。
ネムハードの好きなとこは、こういう態度の裏にもちゃんと正当な努力がありそうな感じ(あくまでイメージ)。

ニースミス、トッピンのカッティングにハリバートンがアシストするパターンが決まり続ける。ハリバートンの入団前にも、オフェンスのテンポアップを掲げこれを多用する時期があったが、難易度がToo Muchに見え、ターンオーバーばかりだった。いま思うと相当迷走していた。今はハリバートンが完璧にモノにしている印象。これはペイサーズの新しい武器と呼べるかもしれない。

しばらくペイサーズがわずかにリードする展開が続くが、4Q残り8:50、マクシーがB.ブラウンをドリブルの緩急で引き離してのスリーで同点に追いつかれる。
このままでは逃げ馬失敗が見えてくるため何か変化がほしいと思っていた時、ハリバートンが突如あからさまにターナーにボールを集め始める。
ターナーはこの試合早々にファウルトラブルに陥り、不完全燃焼だった。エンビードとの厳しいマッチアップで自尊心に傷が付いている可能性もあり、このまま終わるとこの先にも引きずってしまうとか、色々考えて、ハリバートンはターナーをアゲようとしたのかもしれない。こういうの本当にすごいと思う

ターナーがアンドワンを決めると、すかさずコミュニケーションを取りに行くハリバートン。
そのときはあまり気にしていなかったけど、たしか前にもハリバートンはターナーやスミス、ニースミスにボールを集め、得意なプレーをさせ調子を上げることでチーム全体を勢い付けた試合があったような気がする。
試合中に、人間と向き合うことができるポイントガード。これは間違いなくハリバートンが持つ唯一無二の特殊能力と言えるだろう。

ハリバートンのターナー作戦が功を奏し、一時5~6点差に離したが、シクサーズも食い下がり、また1~2点リードに。
そこからはメルトン、マクシーがオープン3を外してくれ、4点リードの残り2:17にはエンビードが痛恨のトラベリングを犯すなど、めちゃめちゃ運にも味方され、ターナーもスリーを決めノってくる。すべてがうまく回り始め、
とどめはハリバートンの爆撃スリー。残り1分強で9点差となり勝負あり。
現地でイラついて挑発してきたファンに挑発し返すハリバートンであった。

史上稀にみるハリバートン100点満点の試合だったと思う。
これでインシーズントーナメントのグループプレーは2連勝。目標は優勝。


IND 132 - 126 PHI
ハリバートン 33P 7REB 15AST 2STL 1BLK
トッピン 27P 6REB 1BLK
ターナー 17P 1STL 1BLK
B.ブラウン 14P 5REB 3AST 1STL
(PHI)
エンビード 39P 12REB 6AST 3STL
マクシー 27P 4REB 5AST 1BLK
メルトン 30P 4REB 3AST 1STL
ハリス 22P 7REB 3AST 1STL

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