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ジェイレン・スミスのExit Interview

シーズンが終わって、ゆっくりとですが選手たちのexit interviewを見始めました。

中でも一番気になったのがめがね君ことジェイレン・スミスが何を言うかでした。
僕は、ジェイレン・スミスを高く評価しています。
ちゃんと役割を与え、これから不足部分を改善していけば、長期に渡ってペイサーズのスターティングPFを任せられると思っています。

以下、インタビュー内容の要約です。
チーム全体についての回答(ディフェンス面の課題等)もありましたが省略し、スミスの個人面の内容のみピックアップしました。
(※正確に訳せていない部分もあるかと思うのでご了承ください)

  • 今シーズンはNBAプレーヤーとしてフルシーズン出場する初のシーズンで、チャレンジングで学びの多いものだった

  • シーズン後半でのローテ落ちはつらい経験だったが、受け入れている

  • シーズン開始時に自身が思い描いていた通りにはならなかった(シュートは決まらず、offensive efficiencyも昨シーズンに比べて低下した)が、次のシーズンに向けて夏に何に取り組めばよいかがわかった。来シーズンはパワーアップし、今季できなかった様々な方法でチームに貢献したい

  • 夏には4番(パワーフォワード)をプレーするためのスキルを強化したい。自身のプレー動画をチェックし、不足している部分を見つけ、どう改善していくかを考え取り組みたい

  • 5番(センター)を守ることは自分にとって「本能的な」ことであり、自然にプレーができる。自身を4/5番のプレーヤーだと考えており、4番と5番両方に求められるスキルをミックスするつもりだ。
    それにあたっての読みやポジショニングの改善はカーライルHCがいつも指導してくれるポイントだ


ペイサーズ関連誌記者のTony East氏によると、スミスはシーズン前半(クリスマスまで)は約7割の時間をPFとしてプレーし、クリスマス後からシーズン終了まではその割合が12.3%まで落ち、3月辺りからはベンチに戻りポジションはセンターにほぼ一本化されたようです。

同氏の分析によれば、スミスがPFで起用されたときのTrue Shooting Percentageは約50%と低く、チームのoffensive ratingが低下した上、リバウンドやブロックといったスミス本来が持つ力が発揮されなかったことがわかっています。

East氏は、スミスが今シーズン序盤に4番、後半に5番(より”本能的”な役割だと本人が言っている)をプレーしたことにより、4/5番プレーヤーとしてビッグになるための多様性を身につけられる価値ある時間だったと評しています。
*Tony East氏の記事URL:
https://www.si.com/nba/pacers/news/indiana-pacers-exit-interviews-jalen-smith-struggled-at-power-forward-and-that-will-help-going-forward

僕もこの考えに同意で、今シーズンのばらついたスタッツだけでスミスを評価してはいけないと思うし、成長するための道筋がしっかりと見えているこの若いポテンシャルを、長期的な目線で育てる必要があると思います。
この点については、スミスのインタビュー内でカーライルHCやコーチングスタッフとの相互理解、信頼関係がきちんと出来ていることも強調して話されていたので問題ないとは思います。

来シーズンは、スミスが安定したポジション、役割、プレータイムを与えられ、優勝を狙うチームにとって不可欠なピースとしての地位を確立してくれることを願っています。

がんばれStix!!

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