「焼き肉きんぐ」について考える
みなさんは焼き肉の食べ放題に行くとき，どこに行くだろうか．
友達と行くときは，ワタミ系列か焼き肉トッキュウ，ワンカルビが多い
場所によってまちまちである．
家族と行くときは，必ず，「焼肉きんぐ」だ．
今回は，「焼肉きんぐ」に焦点をあてる．
家族との焼き肉が「焼肉きんぐ」固定になったのは割と最近である．
固定になった理由は，「メニューの豊富さ」と「安さ」が理由である．
今までそこまでたくさんの店に行ったことがある訳では無いが，インターネット，テレビでの情報を元に調査した結果，そのような結論が出た．
ちなみに，粗悪ではあるがネットのアンケートの結果を見てみるに，全国的にも意見は一致しているらしい．
「焼き肉 チェーン ランキング」で検索してみると，「焼き肉きんぐ」が1位になっているランキングが複数見つかった．
これは2位
とにかく，自分の家族はコスパを元に「焼き肉きんぐ」を指示しているのだが，焼肉屋がコスパで他の店で勝つには，仕入れを工夫するのが手っ取り早いと考えられる．(思いつく代替案は効率化，人件費，家賃等の販管費の削減)
自分がよく見る長崎の個人経営焼肉屋も「(コスパという観点で)大手には仕入れで勝てない」としきりに口にしていた．
大手が安い値段で仕入れられる理由は，大量に仕入れているからである．
精肉業者も大量に買ってくれる顧客(大手)には安く売るだろうと考えられる．
「焼き肉きんぐ」全体の仕入れと個人経営店の仕入れを比較すると，何百何千倍の差があるだろう．
大手はグループ企業として，別の焼肉チェーンブランドを複数持って，グループとして一括で大量に買い付けていると考えられる．
焼肉チェーンではその傾向がより見られる．
例えば，「焼き肉きんぐ」は「物語コーポレーション」が運営している．
「物語コーポレーション」は以下の5つの牛肉関係チェーンを持っている．
牛たん大好き 焼肉はっぴぃ
熟成焼肉 肉源
寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵
しゃぶとかに 源氏総本店
焼き肉きんぐ
(ちなみに，丸源や丸福，きゃべとん，お好み焼本舗，げん屋，果実屋珈琲も物語コーポレーション．)
それぞれの店の強みや，コンセプトをよくよく見てみると次のことがわかる．
牛タンに特化した店(牛たん大好き 焼肉はっぴぃ)
熟成肉に特化した店(熟成焼肉 肉源)
安価なしゃぶしゃぶに特化した店(寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵)
高品質なしゃぶしゃぶに特化した店(しゃぶとかに 源氏総本店)
安価な部位を大量に捌ける店(焼き肉きんぐ)
このように，牛一頭で大量に買い付けてグループ内で余すこと無く使い切る仕組みになっているのではないかと考察できる．
このようなグループ内での肉の部位分配は，様々な飲食チェーングループで見られると考えられる．
次は別の焼肉チェーンやファストフード等の仕入れ，グループ内での店の役割を考えてみたいと思う．
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