心の闇との戦い

誰しも悩みや苦しみは抱えている。それぞれが犯罪などの反社会的行為に走ってしまう可能性はある。ただ、どれだけ言い訳を並べたてようが、犯罪者が自己中心的で甘ったれた人間であることは事実だ。

心の闇との戦いは命ある限りずっと続く。生きている限り「自分の領域」ではなく思い通りにならないことを観測できてしまうからだ。この闇にのまれた人間は周囲や自分自身を傷つけることになる。

「狂った世の中で狂っているならば、それは正常だ」というシェイクスピアの言葉があるが、これは「諦めの現状分析」であり、なんら解決策ではない。私自身については、自分が闇に呑まれない原動力を意識的に定期的に認識するようにしている。

・商人として全体利益を生み出したい!という願望(守りたい存在、後進の育成など)
・格上との戦いにこそ奮い立つ!という気概(「死ぬ気で頑張る」はまだやさしい。「無論、死ぬまで(頑張る)」である。)
・何とかなるんじゃねぇの?という感覚(これは生まれつきの楽観性か?)

苦しいことと楽しいことの両立は可能だと思っている。またも造語になるが「苦楽(くるたの)しい」というところか。全てが自分の領域にあり思い通りになるわけではないのだから、苦しいのは当然のことである。ただ、その苦しさを耐えている自分にナルシスティックでも良いから、酔えるかどうか?・・・いや、その手の趣味ではなくて(汗)。
何よりもその困難を乗り越えた先に成長や達成感があるわけだ。進まなければ後ろからくる闇に取り込まれる。

自分が二流だという自覚はしつつも、自分の才能のなさに不貞腐れて進む努力を放棄するという発想にはまずならない。二流だからこそ努力して二流を抜ける超二流を目指す。私は一流の人の様に走れないが早足で歩く。もし、歩けなくなっても、這って進むと決めている。貴方はどうしますか?

・・・それでもどうしても苦しいなら、私でも誰でもいいから相談をしてほしい。闇に取り込まれる前に。


CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。