白黒による反応の違い

松本人志『週刊文春』報道後初のSNS更新「いつ辞めても良いと思ってたんやけど…」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7692265

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まず「白黒がはっきりとわからないことについて断言は避ける」のが第三者である私の態度の基本だ。対象人物や案件への好き嫌いだとかは関係ないことだ。世の中「『わからない』が正解」ということは存外多いものだ。

過去に内部監査の業務をしていた性質上、第三者的にはどちらか不明だけれど嫌疑がかかっている状態の人は一般の方よりは多く見てきた。

「やらかしていた」場合と「やらかしてない」場合で直後の反応と時間が経過しての反応などからまあまあ「わかる」ようになってくる。

まず第一声は積極的あるいは消極的な否定から始まるのが基本だ。今回も吉本興業が積極的否定、松本さんが消極的否定ということで該当するように見える。ここだけでの判別は難しい。

よくあるパターンが訴訟を起こすと言って起こさないだとか、訴訟を起こしても中途で引っ込めてしまうだとか(裁判になると事実が詳らかになるため)がある。たしか、木下ほうか氏が引っ込めたパターンだったか。

一切事実無根で身の潔白がご自身でわかってる場合はそんな忖度や遠慮など一切なくフルスロットルで踏み込めるものだ。まあ身に覚えがあっても逆切れして踏み込むパターンもあるので断言はできないが。少なくとも松本氏はまだそこまではやっていないように見える。(別の狙いとしては「誰がでっちあげたのか」とか「リーク元はどこか」を探るために静かな立ち上がりを選んだのかもしれない)
もし、報道事実そのものまでではないにしても、何らかのやらかしがあり、身に覚えがある場合「どこまで証拠をつかまれているのか?」という探りを入れざるを得ない。強い否定をした直後にその嘘を指摘するエビデンスを示すというのは追及側が用いる初歩的な手法だ。それにハマるわけにはいかないので強い否定はしづらいという事情があるかもしれない。

要は現時点では「断言しないのが正解」ということですな(役立たずかw)。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。