キックに見るACF

ハイキック戦術=攻撃は最大の防御「やられる前にやれ!」 
ACFでいうA(実撃)
例えば相手がこちらを一撃で倒せる攻撃力を持っているとか、こちら全員を攻撃する能力があるとか。こちらにとって最も脅威となる部分や相手を倒してしまう考え方。「攻撃は最大の防御」の真骨頂である。相手を撃破、少なくとも機能不全まで持っていくことで相手の能力を使う機会を与えない。1番シンプルで分かりやすく、効果も大きいので信者が多い。相手の長所に着眼し、それを発揮させない。類例として相手の回復役や強化役を倒すというのもある。条件としては短時間で相手を打ちのめすだけの攻撃力、それを発揮できる条件が必要になる。

ローキック戦術=累積ダメージ、回復不能、分かっていても防げない。ACFでいうC(反撃)
短時間で相手を倒しきれない場合、相手の回復困難な場所を攻撃する。攻撃を当てやすい場所にコツコツとダメージを蓄積していく考え方。ハイキックと正反対で地味、かつ持久戦仕様で時間がかかるが、相手にすれば分かっていてもどうしようもない箇所を重点的に攻める。遠距離でチマチマやる攻撃など。派手さは無いが自分自身のバランスは大きく崩さないので防御力は高い。相手の弱点に着眼し、そこに打撃を集中する。最近はカーフキックというのがすごかった。古くからあったらしいが、時代が巡って脚光を浴びるのは将棋と似ている。

ミドルキック戦術=攻撃効率、両様 
ACFでいうF(虚撃?)
攻撃を効果的に集中できる位置にいる敵(ニアリィイコールで近くの敵)これは自軍の攻撃効率や手数を考えたものである。自軍の長所に着眼し、それを存分に発揮する。他の2つと違って「ミドルキック戦術」は自軍の効率最大化。ある意味ワガママな戦術である。この戦術の最大の特徴は「集中攻撃、各個撃破」が最善とは限らないことが多いこと。

どれが最善とか最悪ということではなく、状況に応じて使い分けるべきだろう。3つの戦術はそれぞれ、相手の長所、相手の短所、自分の長所に着眼している。

残り一つ、自分の短所に着眼した戦術も考えてみたが、単体ではメイン戦術になるほどの掘り下げはできなかった。(相手との読み合いや、力量にもよるが徹底的に隠匿する、囮や陽動に使うくらいか?)

・・・と勢いでそれっぽく書いたもののローキックとミドルキックに絡めたC(反撃)とF(虚撃)の部分が整合性がとりきれていないです。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。