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【『タイプ論』からMBTIの歴史を解説】〜『特性論』との違いとは?〜

タイプ論とは何か、一言で言い表せますか?

いつもnoteを読んで頂き本当にありがとうございます。
16タイプ特定コーチングで延べ130名を成功へと導き、脳科学から16タイプを分析、経営コンサルも行っている”Dr.いざよい"です。

このnoteでは、MBTI・16タイプの基礎となるユング心理学の『タイプ論』と、それにもとづいたMBTI誕生の歴史について、わかりやすく解説します。

MBTIは、心理学の三代巨匠とも呼ばれる、カール・ユングが提唱した思想の一つ、『タイプ論』をその起源としており、これを理解できればMBTIの全体像は完璧につかめるはずです。

カール・ユング(1875年〜1961年)について:
スイスの精神科医・心理学者。後の臨床心理学に大きな影響を与え、アドラーやフロイトと共に、心理学の三代巨匠として歴史に名を刻む。
代表的な思想としては、タイプ論・元型論・集合的無意識などがある。

参照:wikipedia

まず、現代の心理学が、人の性格をどのように見分けているのかについて説明します。その代表的な2つの考え方が、今回ご説明する『タイプ論』と、もう一つの『特性論』です。

図解:タイプ論と特性論の違い
引用:https://sketch-blog.com/2019/01/17/type-vs-trait-51/

タイプ論とは:

「タイプ論」とは、一言で表すと、『人間の性格の種類は、いくつかのカテゴリーで、何通りかに分けることが出来る』というものです。

つまり、人の性格の特徴には、共通するいくつかのパターンが存在し、これをもとに一定数の性格タイプが存在するはずだということです。この性格を分類することができるという意味合いから、「類型論」とも呼ばれます。

特性論とは:

「特性論」とは、一言で表すと、『人間の性格を、いくつかの要素(パラメータ)に分けて、その要素ごとの度合い(レベル)の違いでその人を特徴づける』というものです。

つまり、社交性=○○%、誠実さ=〇〇%といったように、その人がそのくらいそれぞれの要素(性質)を持っているかで、性格を特徴づけるのです。

類型(タイプ)論と特性論の色々な項目ごとの違い
引用:https://twitter.com/momohsphss/status/1452939361809403907

【ユングのタイプ論】

ユングはこのタイプ論のカテゴリーを、大きく分けて6つに表現しました。
それが現在のMBTI・16タイプの指標ともなっている、外向型(E)と内向型(I)、直観型(N)と感覚型(S)、思考型(T)と感情型(F)です。

ところで、MBTIの略称は、Myers–Briggs Type Indicator(訳:マイヤーズ-ブリッグス・タイプ指標)となっており、ユングの名前はどこ?と思うかもしれません。

実は、MBTIは、スイスの心理学者ユングのタイプ論をもとにして、アメリカの性格研究家(推理小説家)のブリッグス(Briggs)とマイヤーズ(Myers)親子にが作成した性格検査ツールなのです。

そして、彼女達によって、ユングのタイプ論の上記6つのカテゴリーに、知覚型(P)と判断型(J)という2つが加えられ、下記の、合計8つのカテゴリーからMBTIは構成されました。

  • ①興味・関心の向け方:外向型(E)と内向型(I)

  • ②情報の取り入れ方 :直観型(N)と感覚型(S)

  • ③情報への判断の仕方:思考型(T)と感情型(F)

  • ④物事に取り組む姿勢:知覚型(P)と判断型(F)

上記8つのカテゴリーは、①〜④の4つの指標によって分類され、それぞれ2つの選択肢があります。
そして、これら指標一つ一つにおいて、人間に右利き左利きといった、"利き手"が存在するように、どちらの方が自然に優先して使うのかという"指向"があります。

よって、4つの指標それぞれの、指向を合わせてできる四文字のアルファベットの組み合わせが、あなたの性格タイプとなり、指標が2つの選択肢を持つため、二の四乗通りで合計16個の性格タイプを定義することができるのです。(2×2×2×2=16)

『真のタイプ論』による有名な性格検査は、MBTIだけ。

ストレングスファインダーやソーシャルスタイル診断など、他の性格診断ツールは、ほとんどが「特性論」によるものです。MBTIもどきと称される16personalitesでさえ、多少タイプ論要素もあれど、特性論とごちゃまぜになってしまっています。

これが、他の性格診断がほとんど後天的な性格的特徴を見るのに対して、MBTIが先天的な性格的特徴、つまり脳の発達領域の側面にまで目を向け、それをもとに、あなた本来の力を引き出してくれる、最強の性格検査ツールである一つの理由なのです。


以上のように、MBTI・16タイプは『人の性格はカテゴリー分けできる』とするユングのタイプ論を応用して、マイヤーズ・ブリックス(Myers–Briggs )親子により作成された、タイプ指標、すなわち性格検査ツールなのです。

これを有効に活用するためにも、さらに詳しくMBTI・16タイプについて知りたい方は、ぜひ次のnoteをご覧ください。
カテゴリーごとの細かい意味をわかりやすく解説しており、あなたのMBTI・16タイプへの理解をさらに深めてくれるはずです。

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それでは、ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!

いざよい

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