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IR誘致活動が始まったきっかけ(NetIB-NEWS 2019年6月5日付)

 我々がIR誘致活動を始めたきっかけは、笹川財団の笹川能孝さんと北九州市の井上秀作市議が懇意だったことです。笹川さんは、「地方創生型のIRをつくりたい」というマインドをお持ちの方です。地方創生型のIRとは、大型IRではなく、既存の施設などを活用して、ヨーロッパ型のIRを地方で展開するというものです。笹川さんは、「北九州市には、地方創生型IRを展開できるポテンシャルがある」というお話をされました。今から1年ほど前のことです。

NetIB-NEWS  2019年6月5日

我々は中経協のメンバー100名ほどを集めて、笹川さんを招いたIRに関する説明会を行いました。笹川さんからは、コンパクトなIRであれば、600億円ほどでできるというお話がありましたが、ただ、地域でお金を出し合うには、リスクがありました。当初は中経協でも賛否が分かれました。どうしようかと考えているところへ、IR誘致の噂を聞きつけた世界のIR事業者4社ほどから、中経協にアプローチがきたんです。IR事業者は「IRが実現するなら、ハード整備に必要なお金は全部我々が出す」と言ってきたんです。「地元の人々にはIRのテナントなどについて協力してほしい」と。この申し出は、我々にとって、非常にありがたいものでした。

NetIB-NEWS  2019年6月5日

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