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「人口100万人の復活」というような目標よりも大事なことがある。「生活利便性」や「コンパクトさ」などだ。



以下のマップは、「北九州市立地適正化計画」(平成28年9月)よりの引用。

https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000764409.pdf

 

  • 「コンパクト・シティ」という考え方が現在の都市計画理念の中心にあるはずだ。上に引用した図でも右下に「コンパクトザウルス」と記されている。単に人口量の増加(あるいは復活)を目標とする政策が取られることはありえない。

  • 人口が増加する場合でも「compactness」ということは重要なものである。

  • このような観点からは、公約に出てくる「北九州市の未来構想図」は、かなり非現実的なものであると言わざるを得ない。「非現実的なユートピア」を看板にすることが選挙活動におけるイメージ戦略として意図的に採用されたのであろうか。お客の要望に合わせて仕事をするコンサルティング会社を経営するような感覚で市政を運営するつもりにならないでほしい。

Compact urban development - OECD

Uncontrolled urban expansion creates negative impacts, such as higher infrastructure costs and diminished energy and resource efficiency. It can also result in encroachment on agricultural land, forests, open space or wetlands, with a corresponding loss of the economic, recreational and ecological values provided by those ecosystems. Longer commuting times without affordable public transport systems also diminishes access to jobs and services for many urban residents.

https://www.oecd.org/regional/cities/compact-urban-development.htm

 あるコンサルタント会社のウェブサイトから以下を引用。チャレンジとか、リスク未来いう言葉が魅力的にちりばめられている。個人的には、チャレンジすることはいいと思うが、リスクはできるだけ避けたいものだ。日頃から「災害」に備えていくことの方を重視したい。「ハイ・リスク、ハイ・リターン」の投資話のようなものにはだまされないつもりだ。サービス料や手数料を業者に取られてしまうだけになるリスクがあるだろうから。

https://bloomin-japan.co.jp/



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