Mの法則で競走馬を知る方法_適性編_

Mの法則で競走馬を知る方法 【適性編】

 どうも僕です(訳:まとまり系競馬サロンMラジ パーソナリティーのブライトです)。私はダビスタ99の記事を目当てに競馬王を購入し、Mの法則と出会いました。あれからもう18年が経ちます。もしMの法則に出会っていなければ、これだけ競馬を見ることは無かったですし、ブログMラジを通じての出会いも無かったと思うので非常に感慨深いです。
 
 今回はMの法則歴18年の私が、いつもどのように予想をしているかを皆さんに見てもらいたくて記事を書きました。というのも『Mの法則』は入門編のような本が無いに等しいので、一から勉強しようと思ったらかなり大変だと思うんですよね。私は競馬王誌上の「予想着順」という今井雅宏氏のコーナーでMの法則への理解を深めました。ただ現在は連載が終了しています。
 
 私ごときが大変おこがましいのですが、私の普段の予想法を皆さんにお伝えすることができれば、Mの法則への理解が多少なりとも深まるのかなと思い、このような記事を書こうと決意した次第です。Mの法則に限らず競馬予想を最近始めたという方にも、参考にしていただけたら幸いです。
 
 私は競走馬個体に関しては適性、能力、タイミングという3つの軸で予想を組み立てています。今回は競馬予想をしている方ならよく聞くであろう、競走馬の適性についてのお話をしていきたいと思います。もし多くの反響をいただけるようでしたら、競走馬の能力の見極め方、買うタイミングのお話もしたいと思いますので、是非サポートいただけたらと思います。

 また今回サポートいただけた方限定に『現役産駒がいなくなるまでに知りたい種牡馬ステイゴールド6つの変化!』というMラジの番外編が聴けるパスワードを送らせていただきます。サポートは100円から可能です!

 今回の番外編はMラジの相方であるTAKUYAさんの協力を得て一緒に収録しました。種牡馬ステイゴールドの本質に迫った内容となっております。馬券にも役立つ内容となっておりますので、この記事が面白かったよ~、もしくは、面白くなくてもTAKUYAさんの肉声が聴きたい!と感じていただけましたらご支援の程、宜しくお願い致します(*>_<*)ノ ではちょっと長いですが、お付き合い下さいませ。

1.競走馬の適性とは?

 “適性”とは言い換えれば特徴みたいなものですね。どのような条件が得意で、どのような条件が苦手なのか。単純に言うとそんな感じになると思います。私は競馬予想における重要度の割合に関しては、馬の個体能力7:3適性くらいに思っていますので、いくら適性があると判断しても馬の能力が低いと判断した場合は、上位に評価するということは稀です。

 とはいえ、適性を見極めることに意味が無いということでは決してなく、極端な条件(新潟千直等)や同じくらいの能力の馬が集まった場合などは、やはり適性差が馬券にそのまま直結したりします。しかも競走馬の能力をしっかりと把握することは非常に難しいため、その個体能力を推し測れない分を補う意味でも、適性をしっかり掴んでおくことは重要になります。では私なりの適性の判断基準を見ていきましょう。

2.父、母父を見よう

 適性を見るのに最も手っ取り早い方法が血統を見ることです。なぜなら、若い時期や鮮度のある時期は血統の範疇を超えるような走りを見せることもありますが、最終的には血統の範疇の走りに収まることが多いからです。血統からある程度の適性を読み取り、そこからタイミングや鮮度を意識して適性の幅を上下させていく。このようなことを私は常に行っています。

 血統も遡れば多岐に渡りますが、父、母父だけでも血統内の75%を網羅できますので、父、母父の特徴が分かっていれば十分だと思います(そこに母自身の特徴も多少意識できれば尚良いですね)。

3.父、母父のことを知ろう

 これから種牡馬に関する話をしたいと思っているのですが、まず始めに一つ言わせて下さい。種牡馬の産駒の特徴をその種牡馬自身の現役時代から推測する方がいますが、これはやめた方が良いと思います。産駒がデビューする前なら仕方ありませんが、産駒がデビューして以降は、その種牡馬の現役時代の成績は無視でいいくらいです。

 例えばジャングルポケットは東京でG1を2勝する程の東京巧者でしたが、産駒の東京芝の単勝回収率は60%にも及びません。中山が90%、阪神が110%だと考えると、ジャングルポケットはパワーを有した坂コース向きの種牡馬というのが分かります(母父ヌレイエフの影響かもしれません)。ジャングルポケットの東京が得意という特徴は、あくまでトニービン産駒の特徴に過ぎません。

 例えばフジキセキにしても、弥生賞で並ばれてから差し返すスタミナを見せて幻の3冠馬と呼ばれていましたが、産駒はスプリンターやマイラーばかりです。現役時代の成績と産駒の傾向は全くの別物と捉えて下さい。では現在活躍している種牡馬の傾向を見ていきましょう。例えばディープインパクト、キングカメハメハなどの一流種牡馬にも特徴があります。

・ディープインパクト…速い上がりに強い、条件戦1着後の重賞で強い、道悪が苦手
・キングカメハメハ…内枠・8枠で強い、疲労(使い詰め)に弱い≒休み明けに強い

 他にもステイゴールド、ハーツクライ、ゼンノロブロイ、マンハッタンカフェ…などなど、種牡馬には各々の特徴があるので、覚えておいて損は無いでしょう(ここは種牡馬ごとの狙いを語る場ではないので、種牡馬ごとの特徴は省略します)。調べる方法としては競馬ソフトのTARGETを使うのも良いですし、自分で調べるのが面倒なら種牡馬ごとの得意条件が書かれている書籍、競馬サイトを漁ってみても良いですね。

 ただここで勘違いしてほしくないのは、いくらディープ産駒が京都芝1600mを得意だと言われていてもあっさり負けてしまうことはあります。能力、枠順、騎手、厩舎、体調、タイミング、ショックなど、ありとあらゆる要因によっていくらでも着順は上下します。またネット等で簡単に探せる情報というのは、その他大勢の人間もそのことを知っていると同義です。

 同条件実績等はその典型で、その馬自身が中山芝1600m[2-2-0-0]のような戦績だったりすると過剰に人気になることも多く、美味しい馬券にありつけません。適性もあくまで馬の判断基準の一部です。適性だけに踊らされないように注意して下さい。あとこれだけ長々と語っておいてなんですが、血統が全く分からなくても戦績から適性を判断することも十分可能ですので、安心してください(履いてますよ)。

4.種牡馬のM3タイプを覚えよう

 Mの法則にはM3タイプというものが存在します。競争馬の精神構造を記したC、S、L、Mと言われる4つの要素ですね。血統からM3タイプを当てはめてみると、戦績の少ない馬でも何となく適性が見えてきます。これはMの法則の中でも真骨頂ともいえる存在なのではないでしょうか。ここではそれぞれのタイプの主なオプション(得意条件)を挙げていきます。

・C系…内枠、多頭数、使い詰め、Hペース、自分より強い相手(アップ)
・S系…短縮、坂、特殊馬場(高速、不良)、1着後、ショック
・L系…外枠、少頭数、休み明け、Sペース、自分より弱い相手(ダウン)
・M系…内枠、休み明け、人気落ち、他馬が破綻するレース

 ではタイプごとに主な種牡馬を紹介していきましょう。

・C系…ステイゴールド、ロージズインメイ、ドリームジャーニー
・S系…ダイワメジャー、クロフネ、アドマイヤムーン
・L系…マンハッタンカフェ、ルーラーシップ、ハービンジャー
・M系…ディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライ
(※今井雅宏氏のウマゲノム種牡馬辞典では、ハービンジャーはM系、シンボリクリスエスはL系となっていますが、私の独断と偏見で変更させていただきました。ご了承下さい)

 おおまかに挙げるとこんな感じです。マンハッタンカフェはL系だから、休み明けの少頭数外枠で狙う、みたいな感じです。血統でM3タイプを判断できない場合は、休み明けの少頭数外枠で楽勝したから、この馬はL系だ、と逆説的に判断する方法もあります。ただこれも適性のところで書いたことと繰り返しになりますが、あくまでM3タイプも適性を判断する目安の一つです。

 能力や個体評価ありきですので、あまりM3タイプにこだわり過ぎないようにして下さい。C系が外枠から勝つこともあれば、L系が多頭数で勝つこともあります。一つの要素に囚われすぎないのは馬券を当てる上で大変重要な考えだと私は思います(それで何度も失敗してきましたので汗)。

5.競走馬の戦績を見よう

 父、母父の特徴が分かっていなくても、戦績からその馬の適性を判断することは可能です。むしろ戦績を重ねた古馬戦は、こちらの方がメインになってくるかと思います。父、母父のイメージからかけ離れた戦績を残す馬もいるので、柔軟にその馬個体の適性を見ていくようにしていきましょう。私が見ている点は以下の通りです。

・該当距離(今回の距離での実績)
・該当競馬場(今回の競馬場での実績)
・枠順(内枠、外枠での実績)
・馬場状態(主に高速馬場、時計の掛かる馬場、道悪での実績)
・頭数(多頭数、少頭数での実績)
・間隔(連闘、叩き○戦目、休み明けでの実績)
・ペース実績(Hペース、Mペース、Sペースでの実績)
・距離変更(短縮、延長、同距離での実績)
・位置取り(逃げ、先行、差し、追い込み、位置取りショックでの実績)
・馬場替わり(芝→ダ、ダ→芝での実績)
・レースでの挙動(馬群への対応、スタート、勝負所での走り方等)

 では一つずつ説明していきます。
 
・該当距離
 その名の通り該当距離実績です。ただ競馬場によっては同じ距離でも求められる適性が違うため、私自身はあまり重視しない要素の一つではあります。Mの法則では根幹距離、非根幹距離を意識する場合も多いです。これはリーディングの上位種牡馬は根幹距離で強く、マイナーな下位種牡馬は非根幹距離で強いという考えが元になっています。またそこから派生してCS、SC系のチャンピオンタイプは根幹距離で強いという特徴もあるためです。

・該当競馬場
 該当競馬場実績です。内回り、外回りもあるため、距離が違う場合はあまり適性には繋がらないかもしれません。こちらも私は重要視しない要素の一つになります。しかし、新潟直線1000m等、特徴的な競馬場実績は意識して良いかと思います。

・枠順
 内枠、外枠の実績が主になります。特に経験の少ない2歳戦等は内枠で揉まれた競馬をして好走していると、アップ戦での適性を見せたことになります。逆に外枠実績なら揉まれ弱さや体力の証明になることがあります。内伸び、外伸びのケースもあるので、レースを見ることも大事です。

・馬場状態
 高速馬場、道悪馬場、荒れ馬場等の実績です。競走馬によっては道悪が全く駄目な馬もいます。先程言った馬場の内側が伸びる「内伸び馬場」や、反対に外側が伸びる「外伸び馬場」も特殊な馬場なので、予想を組み立てる上で無視することは出来ません。

・頭数
 私の場合、多頭数実績は重視しています。なぜなら10頭立てと18頭立てを比べた場合、9頭を相手にするより17頭を相手にした方が圧倒的にきついからです。特に2~3歳戦は多頭数のレースが少ないため、適性とは別にしても経験値として大変大きいものになります。もちろん経験とは別に、多頭数で強かった馬が少頭数だと手を抜いてしまう場合もあります。
 
・間隔
 近年は外厩の影響もあり、疲労の無い休み明けが有利に働くケースも増えてきました。ただし、ノーザンFのような一流の外厩を使っていない場合は叩いて上昇というケースも未だ見受けられます。疲労に対する耐久力の有無にも繋がる要素ですので、使い詰めての実績や休み明け実績は意識してみて下さい(ただ休み明けの場合は特になのですが、休み明け実績があると、休み明けの時に過剰人気になるパターンがあるので注意です)。

・ペース実績
 昔から瞬発質、持続質という言葉があるように、競走馬には走りやすいペースというものが存在します。これを逆手に取り、Hペースが得意な馬がSペースでも好走していた場合は馬が充実していると判断出来たりします。Sペースは瞬発戦、Hペースは持続戦と呼ばれます。ただし前半が遅くても、後半4~5Hからペースが上がる場合は持続質に分類されます。

・距離変更
 該当距離実績だけでなく、前走の距離も意識してみて下さい。今回出走する距離に実績があっても、Sが足りない場合は短縮に反応出来ない等が応用編になります。またMの法則には短縮ショッカーという予想理論があります(短縮ショッカーの概要については、MラジのブログのTOPにある「Mの法則用語集」をご覧下さい)。

・位置取り
 競走馬には各々脚質が存在します。Hペースなら差し、追い込み馬、Sペースなら逃げ、先行馬を狙うのがオーソドックスな考え方になります。また競馬は前走で前に行っていた馬の方が勝率が高いため、今回差す場合でも前走前に行っている馬の方が有利になります。Mの法則に先行活性化という言葉があるのもこのためです。また捲りも馬に走る気を戻させる方法として有効です。

・馬場替わり
 これは競走馬の過去の実績よりも、種牡馬の傾向を見た方が穴を取れるケースが多いです。なぜなら一度馬場替わりで実績を残してしまうと、その印象が強いため、次走以降人気になってしまうからです。ちなみに、主なダ→芝特注種牡馬はマンハッタンカフェ、芝→ダ特注種牡馬にはネオユニヴァースがいます。S系はショックへの食い付きが良いため、こういったショックには要注意です。また芝で不振期を迎えてしまった馬がダートを使うことでリズムが戻り、復調する場合もあります。

・レースでの挙動
 基本的にMの法則は新聞やnetkeiba等の血統表と馬柱を見て予想を組み立てられるようになっていますが、競走馬の特徴をより詳しく知りたい場合はレースを見るのも大変重要です。数字だけでは見えない不利や、馬の道中の位置取りを確認できるからです。差し馬有利のレースだったけれど、馬場が外伸びなのに内を走っていた、レース中に番手の馬からプレッシャーを掛けられていた、勝負所での手応えが悪い、直線で馬群の間を縫っていた等、見るところは多岐に渡ります。

6.競走馬を体系化しよう

 上記した事柄を重点的に見ていければ、その馬の適性が何となく分かってくると思います。ただこれだけ多くの要素を見ていくのは大変骨の折れる作業だと思います。そこで私は上記した事柄を踏まえながら、適性を体系化するという作業をしています。

 その体系化とは、まず重いか軽いか、その馬が得意とするレース質を見るということですね。重いというのは馬体重が物理的に重いという意味ではなく、得意なレースが時計の掛かる馬場だったり、Hペースだったりする馬のことです。

・重い…道悪や時計の掛かる馬場、坂、Hペース(上がりが掛かる)
・軽い…高速馬場、平坦、Sペース(上がりが速い)

 また例外はありますが、私が考える重い、軽いを簡単に判断する方法がこちらです。

・自身が物理的に速い上がりを出したレースで着順の悪い馬⇒重い馬
・自身が物理的に遅い上がりを出したレースで着順の悪い馬⇒軽い馬
 
 もちろん、どちらにも対応して好走する馬も多く存在します。あくまでもおおまかな基準だと思って下さい。私はここにさらに、M3タイプの要素を加えます。その馬の父、母父を見つつどのような戦績を残しているかを見て、その馬のM3タイプを見極めます。S系を判断するのは難しいので、C的かL的かを意識するだけでも面白いかもしれません。

 例えば多頭数内枠での実績があるから(C的だから)、格上挑戦の強い相手(アップ)でも問題ない、といった感じですね(ただこれも血統がL系のハービンジャーだから弱い相手の条件戦では多頭数内枠をこなせても、重賞になったら相手が強くなるため無理といった風に判断する場合もあります)。Lはその逆です。
 
 これで重い、軽い、C、Lの4種類の軸が出来上がりました。たったこれだけでも競走馬を4種類に分類することが出来ます。私の場合は重い、軽いに加え、その間になる中間も入れて重い、中間、軽い、そしてM3タイプのC、S、L、Mを入れて、3×4で12種類に分類しています。C的な重い馬、C的な中間馬、C的な軽い馬、S的な重い馬…といった具合ですね。ただこれもきっちり分類するのが面倒でしたら、頭の中でおおまかにこんな馬だろうなと想像して分けるだけでも十分だと思います。

7.最後に

 適性に関するお話は以上です。最後に僭越ながら、競馬予想に対しての向き合い方を記しておきますね。繰り返しになりますが、血統でも、Mの法則でも、調教でも、一つの要素に囚われすぎないようにした方が、私は良い思います。

 なぜなら競馬を見ていく中で、自分の考えつかない結果が出ることは必ず起きるからです(起こらなかったら馬券で食べていけるので、そっちの道に進んで下さい)。その際に、その結果を受け入れてどれだけ引き出しを増やせるかが大事なのではないでしょうか。
 
 予想に再現性を見出すことが出来なければ、次に似た状況を迎えても的中という結果を掴み取ることは出来ません(たまたま当たることはありますが)。私は競馬予想を毎週していく中で、そこに全精力を注いでいます。要は回顧(復習)ですね。回顧はみなさんに必ずやって欲しいです。

 では最後になりますが、この記事をきっかけに競馬予想に一段と興味を持っていただけたら、これ以上の喜びはありません。もしご反響をいただけましたら、次はタイミングの話が出来たらと思います。ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

8.サポート特典

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記事名:『Mラジ番外編 現役産駒がいなくなるまでに知りたい種牡馬ステイゴールド6つの変化
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