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「A Book Apart」日本語版刊行開始します

アメリカで60冊以上刊行されている、Web技術を中心にデザイン、ライティング、コーディングまでさまざまなトピックを扱う「A Book Apart」シリーズ。
2024年5月から、日本語版の刊行を開始します。

2024年3月18日にローンチイベントも開催されますので(参加無料)、気になる方はぜひご参加ください。

A Book Apartとは

A Book Apart(ア・ブック・アパート)は2010年に短編のテクニカルブックとして発売開始されました。2024年3月現在では60冊以上の書籍がラインナップされています。
「モバイルファースト」や「レスポンシブウェブデザイン」など、業界をリードするテーマに関する書籍を世界で最も早く刊行した企業として知られています。
A Book Apartは注目すべき他の書籍も多く取り扱っており、これらの書籍は世界中に広がりを見せています。

A Book Apart日本語版について

A Book Apart日本語版は、マイナビ出版・発行、UX DAYS TOKYO・監訳にて、順次発行していく予定です。

第1弾が『「最善」のリサーチ』(原題:Just Enough Research)で、その後下記のラインナップを進めています。なお、日本語版タイトルはすべて仮題となっています。

  • The Business of UX Writing ビジネスで成果をあげるための UXライティング

  • Designing for Emotion 「感情」を考慮したデザイン

  • Design for Cognitive Bias 認知バイアスを考慮したデザイン

  • Better Onboarding 新規ユーザーを「顧客」に変える技術

  • Resilient Management 弾力的な開発チームマネジメントのすすめ

2024年3月15日に開催された「UX DAYS TOKYO 2024」カンファレンスにて、来日されたA Book ApartのCEO、Katel Ledu氏と、マイナビ出版の角竹とが、A Book Apartの日本展開について発表しました!

A Book ApartのCEO、Katel Ledu氏とマイナビ出版の角竹

シリーズ第1弾『「最善」のリサーチ』(原題:Just Enough Research)について

日本でもリサーチに関する書籍はいろいろ出ています。
非常に参考になる本ばかりですが、現場では一番迷うのは、顧客やユーザーの声をどのように取り入れるべきか、ということです。
『「最善」のリサーチ』著者のエリカ・ホール氏は、大量のリサーチデータではなく、実際の現場で活用可能でプロダクトに直結するリサーチ方法を提案しています。
「Just Enough Research」を日本語版にするにあたり、「充分なリサーチ」とするのではなく、「最善のリサーチ」としたのは、エリカ氏が伝えたいメッセージがそのまま反映されているからです。
最善のリサーチとは、現場で実用的であり、プロダクトに役立つものです。
リサーチを実施することで、ユーザーの声の重要性を判断する難しさや、単なる表面的な言葉か本質的なものか、または本人が理解していないが故の回答かといった状況に直面することがあります。
しかし、プロのUXerは、ユーザーが本当に必要としているものや、理解していないニーズも形にし、問題を解決し、アウトカムを実現することが責務です。
本書を通じて、責務を果たす能力、ユーザーのインサイトを深堀りする方法や、どのリサーチデータが重要かを判断する力を身につけることができます。単に外部から委託してでたデータではなく、企業は本当のユーザー(顧客)と深い関わりを持つためにリサーチを知ることができます。

UX DAYS PUBLISHINGチームとは

UX DAYS PUBLISHINGチームとは、本書の監訳を行っている「UX DAYS TOKYO」が率いるチームです。定期的にクローズドMEETUPなどを行い、本質を理解し合う強いチームです。
各メンバーは大手企業含め点在し、日本を代表するUXerとして活動しています。

A Book Apart 日本ローンチイベント


A Book ApartのCEO、Katel Ledu

2024年3月18日、東京新宿にて、A Book Apart 日本ローンチイベントを行います。
A Book ApartのCEO、Katel Leduもゲストとして参加されます。
デザインとテクノロジーの出版分野の最前線で活躍する彼女からのメッセージは、きっとみなさんの心に新たな刺激をもたらすことでしょう。
イベントは参加無料ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

読者としてだけでなく、翻訳、編集の立場に興味がある人も

今回のプロジェクトは、単にA Book Apartの日本語版を出していくに留まらず、海外の知見を基に、多様な学びを提供すること、一方向の情報提供ではなく、現場のみなさんの声を活かしてよりよいコンテンツにしていく双方向の展開を目指しています。
監訳のUX DAYS PUBLISHINGチームでは、翻訳、監修、編集など、「A Book Apart」日本語版に興味がある方を募集しています。
関わり方はさまざまな形があります。ご興味のあるかたは、ぜひこちらからコンタクトしてください。
https://pub.uxdaystokyo.com/


今後のA Book Apart日本語版の展開に、ご期待ください。