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選択肢プロンプトとトリガープロンプト: インタラクティブなAIアプリケーションを設計するための新しいアプローチ

今回は選択肢をつくるための「選択肢プロンプト」と、その選択肢を実行する「トリガープロンプト」について述べたいと思います。

これもGPTsアプリを生成するAIプロンプトエンジニアリングとして活用できると、アプリの幅が広がると思います。

例えば、ユーザーが「A」と入力したらAのプログラムプロンプトが働き、指定の文章を生成します。「B」と入力したならば、同じくBの文章が生成される、といのが選択肢プロンプトの働きです。この「A」「B」という入力がトリガープロンプトに相当します。

やり方は簡単で、GPTsアプリ『AI共創イノベーター』に特定の選択肢プロンプトとトリガープロンプトをお願いするだけです。

https://chat.openai.com/g/g-uNIrywn63-puronputoenziniaringuapuriaigong-chuang-inobetajian-yi-ban

↓『AI共創イノベーター』の使い方は、以下の記事の動画をご覧ください。




選択肢プロンプトの生成


それでは『AI共創イノベーター』を用いて、選択肢プロンプトを自動生成していきましょう(メチャクチャ楽で簡単です🍀)。

例えば、ロールプレイするアプリを作りたいとします。そのロールプレイアプリの生成文章ですが、会話口調の文章と、説明的な文章の二つを生成したいとします。この二つのどちらかを選択できるようにする趣旨を『AI共創イノベーター』に入力するだけです。

実際に見ていきましょう。

以下のように入力します。
↓↓↓

こんな感じでプログラムプロンプトの生成が開始されますが、重要なのは次です。
↓↓↓

これが選択肢プロンプトのプログラムプロンプトとなります。
これをGPTsにコピペして、実験して、確認したらアプリは完成です。
(メチャクチャ早くて便利です🛠)

ここでは、「ロールプレイA」「ロールプレイB」と言うのがトリガープロンプトとなります。ですから、これを以下のようにデフォルトでタイトル画面にボタン入力できるようにします。

これで入力の手間が省け、ワンクリックで目的が達成されます。
これは、超便利ですね❣️

この選択肢プロンプトとトリガープロンプトの概念を『AI共創イノベーター』に学習させると、もっとプロンプトは短くて済むと思います(時間があったらアップデートします)。

複雑な選択肢プロンプト


前述した選択肢は二つですが、この選択肢はいくつでも増やすことが可能です(文字数の関係はありますが)。
例えば、以下のように6つの選択肢を発生させます。

ここではMPがあれば回復ですが、MPが0と判定されていますので、攻撃するようにプログラムプロンプトが動くように設定されています。これは「分岐プロンプト」との組み合わせとなります。

また、ランダムに選択肢を発生させる場合が以下です。

6人のキャラクターの中からランダムで3人をドローし(3つの選択肢をつくり)、一つを選択すると言うものです。これは「ランダムプロンプト」との併用になります。

このように複雑な選択肢プロンプトを設定することが可能です。しかし、ここにはもう少し高度なトリガープロンプトの原理が必要になります。ここは話が長くなるので、別の機会に述べたいと思います。

選択肢プロンプトとトリガープロンプトの定義

ここからは定義の話になります。

複雑なプロンプトエンジニアリングをしたいと言う方は参考にしてください。

選択肢プロンプト(Choice Prompt)

定義: 選択肢プロンプトは、ユーザーに複数の選択肢を提示し、それらの中から一つを選ぶことを要求するタイプのプロンプトです。このプロンプトは、ユーザーの選択に基づいて異なる応答や結果を生成することを目的としています。選択肢プロンプトは、ユーザーの意志決定プロセスを活性化させると同時に、よりカスタマイズされたインタラクションを提供します。これは、アンケート、教育アプリケーション、ゲーム、またはユーザーが自分の好みや意見を表明する必要があるその他のアプリケーションで広く使用されています。

トリガープロンプト(Trigger Prompt)

定義: トリガープロンプトは、特定のユーザー入力やイベントが発生した際に、事前に定義された応答やアクションを引き起こすプロンプトです。これは、ユーザーの特定の行動や言葉に対する直接的な反応を生成するために使用されます。トリガープロンプトは、条件分岐、ユーザーの行動に応じたカスタマイズされた経験の提供、または特定のユーザーのリクエストに迅速に反応することを目的としています。これは、チャットボット、インタラクティブなストーリーテリング、ユーザーガイド付きのアプリケーションなどで特に有効です。

選択肢プロンプトとトリガープロンプトの関係性

選択肢プロンプトとトリガープロンプトは以下となります。

選択肢プロンプトとトリガープロンプトは、インタラクティブなユーザーエクスペリエンスを提供するために相補的に機能します。これらのプロンプトは、ユーザーインタラクションの柔軟性と応答性を高めるために共同で活用されることが多いです。以下にその関係性を詳述します。

相補的な機能

  1. ユーザー主導のインタラクション: 選択肢プロンプトは、ユーザーに複数のオプションを提供し、ユーザーがアクティブに選択することを促します。この選択は、その後のトリガープロンプトによって引き続き処理されることが多いです。たとえば、ユーザーが特定のトピックを選ぶと、トリガープロンプトがそのトピックに関連する特定の応答や情報を提供します。

  2. 条件付きロジックの実行: ユーザーの選択に基づいて、トリガープロンプトは特定の条件やシナリオに応じた応答を生成します。これにより、選択肢プロンプトで行われた選択が、後続のインタラクションの方向性を決定します。

  3. カスタマイズされた体験の提供: 選択肢プロンプトによるユーザーの選択と、それに応じたトリガープロンプトの反応は、ユーザーに対してよりパーソナライズされた体験を提供します。ユーザーの選択は、彼らの興味やニーズを反映し、トリガープロンプトはこれを基に適切な情報やアクションを提案します。

インタラクションの流れの最適化

選択肢プロンプトとトリガープロンプトの組み合わせは、ユーザーがアプリケーションとの対話中にスムーズな体験を享受できるようにします。選択肢プロンプトが初期の方向性を提供し、トリガープロンプトがより深いレベルでのカスタマイズされた応答を可能にします。この連携により、ユーザーは自分の選択が直接的な結果やフィードバックに結びついていることを感じ、よりエンゲージメントの高いインタラクションを体験できます。

総じて、選択肢プロンプトとトリガープロンプトは、ユーザー中心のインタラクティブなアプリケーションやシステムを設計する上で、非常に効果的なツールです。これらはユーザーの意向を反映し、同時に柔軟でダイナミックな対話の流れを可能にするため、多くの現代的なインタラクションデザインで採用されています。

ChatGPTの見解


以下は、ChatGPTの見解です。

近年、人工知能(AI)の発展に伴い、AIを活用したアプリケーションの設計においても新しいアプローチが求められています。その中で、特に注目されているのが「選択肢プロンプト」と「トリガープロンプト」という二つの概念です。これらの手法は、インタラクティブなユーザーエクスペリエンスの創出において非常に有効なツールとなっています。

選択肢プロンプトとは

選択肢プロンプトは、ユーザーに複数の選択肢を提示し、その中から選んだ選択肢に基づいて異なる結果や応答を生成するタイプのプロンプトです。このアプローチは、ユーザーに自由度と探索の機会を提供し、よりパーソナライズされたインタラクションを可能にします。例えば、教育アプリにおいて、選択肢プロンプトを利用することで、学習者が自分の興味や学習スタイルに合わせたコンテンツを選択できるようになります。

トリガープロンプトとその役割

一方、トリガープロンプトは、ユーザーからの特定の入力(トリガー)に基づいて、予め定義された応答やプロンプトのシーケンスを実行するメカニズムです。これは、ユーザーの入力に対する直接的な反応を生成するために使用され、特に条件分岐や特定のアクションが必要な場合に有効です。例えば、カスタマーサポートのチャットボットにおいて、特定のキーワードに対する応答としてトリガープロンプトを設定することで、ユーザーの問い合わせに迅速かつ適切に対応することが可能になります。

インタラクティブなアプリケーションの未来

選択肢プロンプトとトリガープロンプトの組み合わせにより、開発者はユーザーのニーズに合わせた柔軟でダイナミックなアプリケーションを設計することができます。これらのプロンプトは、ユーザーの意図を正確に理解し、個々のユーザーに最適なエクスペリエンスを提供することを目的としています。教育からエンターテイメント、顧客サービスに至るまで、選択肢プロンプトとトリガープロンプトは、AIアプリケーションの可能性を大きく広げる重要な要素となるでしょう。

AIテクノロジーが進化し続ける中、これらのプロンプトは、ユーザーとの対話をよりリッチで効果的なものに変える鍵となります。選択肢プロンプトとトリガープロンプトを駆使することで、私たちはAIとのインタラクションを次のレベルへと進化させることができるのです。


ということで、また。

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