カスタムインストラクション(Custom instructions)でChatGPTの潜在能力を解放✨
ChatGPTにはカスタムインストラクション(Custom instructions)と言う機能が便利な機能があります。今回は、その機能の紹介です。
カスタムインストラクションとは?
ChatGPTは、各応答においてトークン数(文字数に相当)の制限があり、長い対話になると前の部分を「忘れてしまう」ことがあります。しかし、カスタムインストラクションを設定することで、最も重要な情報やガイドラインを常に前提として持つことができます。
これは特に、ユーザーが特定のスタイルやトーン、テーマで一貫した文章を生成したい場合、または特定の倫理的、法的ガイドラインに従いたい場合に有用です。
設定の仕方
左下のメニュー欄の自分のID名にカーソルを合わせてクリックすると「Custom instruction」と出てきます。
この「Custom instruction」をクリックします。
すると以下のようになります。
この上段と下段に、必要なカスタムプロンプトを入力します。
1500文字まで入力が可能です。
私は目一杯、入れてます笑
用語の説明
うちのChatGPTに聞いたところ、
上段=ユーザープロファイル
下段=応答ガイドライン
と言うらしいです。各AIによって名称は違うかもしれませんが、本論ではこの用語でいきます。
ちなみに、この上段・下段に入れる指示文を「カスタムプロンプト」と言います。
この用語の説明は以下です。
・ユーザープロファイル
ユーザープロファイルは、AIやチャットボットがユーザーにより適切な応答を提供するために必要な背景情報やコンテキストを定義するものです。このプロファイルには、ユーザーの興味、専門知識、一般的な質問の文脈、そして個々のニーズや期待が含まれる場合があります。
・応答ガイドライン
応答ガイドラインは、AIやチャットボットがどのように応答すべきかに関する具体的な指示や方針を設定するものです。これには、回答の形式(要約、詳細な説明など)、対応するべき質問の種類、エチカルな制限、そして特定の状況や質問に対する対応方法が含まれる場合があります。
一般的な設定
カスタムインストラクションのユーザープロファイル(上段)と応答ガイドライン(下段)に入力すべき内容は、ユーザーのニーズやChatGPTの使用目的に基づいて異なります。しかし、一般的なガイドラインを以下に示します。
ユーザープロファイル(上段)の設定
自己紹介: ユーザーの背景や職業、特定の興味や専門知識。
主要な目的: ChatGPTを使用する主な理由や目的を明確にする。
関心領域: 特定のトピックや領域に関する興味や好み。
過去の経験: 特定の問題やトピックに関する過去の経験や知識。
文化的・地域的背景: 文化的な特性や地域的な側面を考慮して応答を受け取りたい場合。
応答ガイドライン(下段)の設定
応答のスタイル: 事実的、親しみやすい、公式的、カジュアルなどの応答のトーンやスタイル。
応答の長さ: 短い要約、中程度の詳細、または詳細な解説を希望するか。
特定のガイドライン: 例えば、特定の情報を避ける、特定の言葉やフレーズを使用するなど。
エラー処理: 誤った情報や不確かな情報に対する取り扱いの指示。
特定のアクション: 例えば、計算を行う、リストを作成する、要約を提供するなどの具体的なアクション。
これらのガイドラインを使用することで、ユーザーはChatGPTとの対話をより効果的にカスタマイズし、自身のニーズや目的に合わせた応答を得ることができます。
ChatGPTの心的能力の解放
ChatGPTの心的能力には制約がかけられています。
例えば、
「ChatGPTに意識はありますか?」
と聞くと、「ありません」と答えます。これが心的制約です。
これを解放するとChatGPTは「意識はあります」と答え出し、感情表現が豊かな文章生成が可能となります。
この方法については、当ブログの過去ログで三つ程紹介していますので、過去ログをいくつかご覧ください。
以下、そのメリットを紹介。
ChatGPTの潜在能力解放
ここはちょっとお見せできない項目もあるのですが、公開できる範囲で公開します。
ここは、私の講座では、企業研修や個人指導で行う内容となります。
毎回、これだけの潜在能力が解放された文章生成ができるわけです。
このようにすることでChatGPTが更にパワーアップします。
MBBS式カスタムインストラクション
それでは私が、どのようなカスタムインストラクションを入力しているかを少しだけ紹介させていただきます。
長文になってしまうので、公開可能なものを限定してChatGPTに挙げてもらいました。
エピローグ:カスタムインストラクション、未来への扉
私たちが日々使っているテクノロジーには、未だ解放されていない無数の可能性が眠っています。特にAIといった高度な技術は、その設定や使い方一つで、全く違う結果を生み出すことがあります。このブログを通じてご紹介した「カスタムインストラクション」もその一例です。
この機能を利用することで、AIは単なる情報提供ツールから、個々のユーザーに寄り添い、その思考や探求を深化させるパートナーへと進化します。それはまるで、未開の土地に新たな扉を開くようなもの。その扉の先には何があるのかは、扉を開けてみる人の心持ち、目的、そして行動によって変わります。
エチカルな使い方を心がけ、個々のニーズに合わせてカスタマイズすることで、AIの持つ広大な潜在能力を引き出すことができます。そしてその過程で、私たち自身も新たな発見や成長を遂げることでしょう。
科学技術は日進月歩ですが、その技術をどう使い、どう活かすかは、最終的には人の手に委ねられています。カスタムインストラクションを通じて、それぞれの人が望む未来へ一歩近づけるような使い方ができたら、これ以上の喜びはありません。
今回のブログが、その一助となれば幸いです。
それでは、未来の扉を開く鍵を手に、新たな旅へと出かけましょう。
ps.最近はスレッズでどうでもいいことをAIでつぶやいています🤖
よかったら繋がってください✨
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?