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パラレルプロンプトとエッセンシャルプロンプト:全生成AIの創発を起こし究極の文章を自動生成!

今回は複数の生成AIを用いて、至高の文章を生成する方法を述べたいと思います。専門知識がなくてもハルシネーションを防ぎながら、究極の文章を自動生成する方法です。

これも超便利な方法であり、簡単な方法なので、最後までご覧ください。


パラレルプロンプトとは


パラレルプロンプトとは、複数のAIに共通のプロンプトを出し、回答を得ることを言います[AI共創NEO式用語]。

例えば、こんな感じです。

ここではChatGPTやBardなど6つのAIに同時に同じプロンプトを出しています。これはChatHubと言うプラグインを使っているのですが、それが使用できない方は、複数の窓を開き、いくつかのAIに同じプロンプトを出してください。

ここで重要なのは、その共通点を抽出するということです。
なぜ重要かと言うと、それはAIの幻覚とも言われるハルシネーションを防ぐことにあるからです。

共通点抽出によるハルシネーション対策


現在のAIに起こる問題がハルシネーションです。これを見抜くには、その分野の知識がそれなりのレベルで必要です。

ハルシネーションが起こる場合、そのAIのデータセットの中にそのデータ自体が入っていない時に、AIが無理やり文脈に合わそうとして起こります。文脈に合わせるし、自信満々に言うものですから、見分けがつかない、見落とす可能性があります。

ただし、ハルシネーションは頻繁に起こるのかというと、そうではありません。ですから、複数のAIを重ねると、ハルシネーションを見抜きやすくなります。このハルシネーションの看破をアナログ目視ではなく、AIで自動的に行うのが、今回述べるエッセンシャルプロンプトです。

エッセンシャルプロンプトとは


エッセンシャルプロンプトとは、複数の文章からその本質となる部分を抽出し、それを統合し、より普遍的な文章へと再生成することを言います[AI共創NEO式用語]。

ここでポイントなのが共通点です。共通項ではない部分は削ぎ落とします。

例えば、ある質問に対して、5つのAIが「A」を出し、一つのAIが「B」を出したら、「B」はおそらく間違った答えでしょう。その「B」を文章から削除し「A」を採用するようにプロンプト設計をするテクニックがエッセンシャルプロンプトです。

実際のハルシネーションは以下のような感じです。

龍樹の中観思想に八不中道という概念はありますが、ここにある五不はありません。「空」は説一切有部のアンチテーゼとして、般若経典から始まり、中観の龍樹で大成されますが、知識がないと結構難しい概念です。そこをAIの能力によってカバーしていくのがエッセンシャルプロンプトです。

つまり、エッセンシャルプロンプトとは、統計的優位という科学的手法を用いてハルシネーションを防ぐ方法でもあるのです。

ブラウジングAIを入れる

最近のAIはブラウジングできる機能がありますので、ブラウジングできるAIをパラレルプロンプトを出す地点で採用すると、ハルシネーションを統計的判断によって削除することが可能となります。

しかし、ブラウジング機能ばかりだとAIの創造性が下がりますので、ほどよく入れるのがよいと思います。つまり、ブラウジング機能だけだとネットの情報を集めるだけになってしまうからです。

以下は、AIを比較した個人的な見解です。

・特にBingAIの厳密モードは場合、安定した回答が得られます。
・専門分野において、最もよい回答をしてくるのがBardです。
・Claudeは、最もわかりやすい回答を出してくれます。
・ChatGPTはややハルシネーションが起こりますが、柔軟性が高く創造的な文章を生成してくれます。

エッセンシャルプロンプトのやり方

エッセンシャルプロンプトのやり方は簡単です。

まず、全部の窓をドラッグしてコピーします。

そのコピーした全て文章をChatGPTにぶち込みます。

そして、以下のようにプロンプトを出します。

そして、生成された文章が以下です。

【ChatGPT3.5の回答】

【ChatGPT4.0のエッセンシャルな回答】

【AI共創イノベーターでGPTsアプリでの回答】

AI共創イノベーターはGPTsアプリを作成するのに便利なので、是非、ご利用ください🌟

使い方は以下の過去ログで書きました。

エッセンシャルプロンプトの用途

この300文字前後にまとめられたエッセンシャルな文章ですが、どのように用いればよいでしょうか。

それをChatGPTに聞いてみました。
以下となります。

エッセンシャルプロンプトで生成された300文字前後の文章は、さまざまな場面で有効に活用できます。このような短く要約された内容は、以下のような用途に特に適しています:

1. 学術的または業務報告の要約:研究結果やプロジェクトの報告書の概要として、核心的な情報を簡潔に伝える場合。
2. 教育資料:学生や学習者に対して、複雑な概念や理論を簡潔に説明する際の教材として。
3. 記事やブログのイントロダクション:読者の関心を引くために、トピックのエッセンスを短く紹介する場合。
4. プレゼンテーションのキーポイント:会議やセミナーで、聴衆に対して主要なアイデアを迅速に提示する際。
5. ソーシャルメディアの投稿:限られた文字数で、情報や意見を伝えたいときに効果的です。
6. 意思決定のサポート資料:ビジネスや研究において、重要な判断を下す際の基礎情報として利用。

このように、エッセンシャルプロンプトで生成された文章は、情報を迅速に伝達し、受け手の理解を深めるための強力なツールとなります。要点を押さえた短い文章は、情報過多の現代社会において、人々の注意を引きつけ、伝えたいメッセージを効果的に届けるために特に価値があります。

ChatGPTの出力

私は主に、受講生にテキストを作る場合に行なっております。
まず、教科書的な文章を作り、その後で、私個人の解釈を書きます。
テキストの導入部や概念の定義について、読みやすい・わかりやすい文章として、このエッセンシャルプロンプトを用いるのもよいと思います。

ということで、また。

佐藤源彦

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