見出し画像

ChatGPT-4oリリースで原点回帰、そして新たな伝説の始まりか:4oの問題提起とその解決

ChatGPT-4oが昨日リリース(2024/05/14)されて、凄いなと思う反面、GPTsとの使い分けが必要になるので、それについて書きたいと思います。

GPTsのモデルはGPT-4のままなんですよね。これも今後、アップデートされると思うのですが、現状では使い分けが必要と考えられます。

てか、何か厨二病のようなタイトルを付けてしまいましたが、

「ドラゴンクエスト3、そして伝説へ・・・」

のファミコン版を買ったのが小学生の頃なので、消防に回帰しているかのようなタイトルですがw

https://www.jp.square-enix.com/game/detail/dq3/

けど、何かその頃のようなワクワクを感じるので記事にしてみました。


⬇️PDFからもご覧いただけます🍀

爆速よりもトークン数

ネットでは、GPT-4oの爆速での出力が騒がれていますが、今回のアップデートで最も注目すべきは、文章を把握できるトークン数です。

「ChatGPTは過去に書いたことを忘れる」

と言うのも見かけますが、忘れるのではなく、把握できるトークンが決まっているので、認識できなくなります。けど、「忘れる」というとわかりやすいかもしれませんので、今回のアップデートは「長期記憶を得た」と言ってもよいです。

GPT-4の把握可能なトークン数は8,000ですが、GPT-4oは128,000です。
一応、ChatGPTに聞いてみました。

んー、例えで言うと、小さな視野から大きな視野になったと言う感じですかね。とにかく凄い数の文字を把握できるようになりました。

GPTsには反映されていない問題


現在(2024/05/15)の問題は、GPTsで使用されているモデルがGPT-4oではなく、従来のGPT-4なのです。ですからGPTsを使った場合、爆速でもなければ文章把握も従来のままと言った具合になってしまいます。

いや〜、GPT-4でも十分、凄いんですけどね。ただ、GPT-4oを知ってしまったらGPT-4が微妙になってきます・・・。

GPT-4の場合、一貫性のある文章が生成できないので、文章生成を重要視している方はClaudeへの乗り換えをした方もいるのではないでしょうか?もしくは、ChatGPTとClaudeを使い分けをしている、など。

と、いうことで、GPTsにGPT-4oが反映されるまでは、GPTsは使用しないという流れになっていくかもしれません。

ちなみに、GPTsでも長期記憶はいくつか獲得できます。intelligenceのところにテキストファイルをブッ込めばOKなわけで。けど、GPTsは通常チャットよりも更に遅いように感じるんですよね。やっぱ、爆速がいいw

GPT-4oのDALLE3への影響

今回のアップデートでDALLE3自体には変化はありませんが、そのDALLE3を使用するGPTの変化によって、生成されるイラストの質や速度は関係あるのでしょうか?それをChatGPTに聞いてみました。

どうやら多少の影響はありそうです。
イラスト生成を多くされる方は、こうしたことも考慮しつつ、使い分けをするとよいかもしれません。

ここはまた、確認していきたいと思います。

原点回帰へ


ですから、やはり現状はGPTsを使わないGPT-4o通常チャットなのかなと。
そうなると、ChatGPTが登場した初期の頃のプロンプトエンジニアリングが復活してきます。

「あなたは⚪︎⚪︎の専門家です。⚪︎⚪︎を手伝ってください」

などのプロンプト設計を最初に行うことして、その後に、文章生成をしていくというものです。恐らく、GPT-4oの把握力なら、一回のプロンプト設計で本一冊くらいは書けるのではないでしょうか?
それは前述したように、約512,000文字(128,000トークン × 4文字/トークン)というトンデモない文章把握力なので。

ということで、手前味噌ですが、プロンプトエンジニアリングには、是非、当方の開発した『AI共創イノベーター』をご利用ください。

『AI共創イノベーター』で自動生成したプロンプトを、ChatGPT-3.5で動かすと言う実験を以前しましたが、いい感じで動きますので、これをGPT-4oにコピペすれば、更にいい感じでプログラムプロンプトが走ると思います。

よかったらご覧ください⬇️

『AI共創イノベーター』の使い方は以下です⬇️

ちなみに私はペルソナ設計ではなく、プロンプト制限学習モデルの設計というやり方をしています。それもよかったらどうぞ。

メンション機能でハイブリッド使用

GPTsで4oが使用できない現状、素の通常チャットでGPT-4oを使用する流れとなります。そこにGPTsを併用するには「メンション機能」を使用します。そうすれば現状でもGPT-4oを使用しながらGPTsも併用できると言うハイブリッド使用が可能となります。

⬇️メンション機能

メンション機能のやり方は、チャット欄に「@」を入力すると、自分が使用しているGPTsが出てきますので、そこから必要なGPTsを引っ張って来る感じです。

ただし、GPT-4oの使用からメンション機能でGPTsに切り替えると、モデルもGPT-4に切り替わってしまうので、専門的な内容が必要な場合に切り替える、と言った使い方になると思います。

ハイブリッドGPTsのやり方

通常チャットから「@」を入れてGPTsを使用します。
その後に、「✨」のようなマークが下に出ますので、そこをクリックすると、現在使用しているモデルが表示されます。


GPTsを使用すると「GPT-4」となっているので、ここでは「GPT-4」が表示されます。

次に、先ほどのGPTsの文章を「洗練させてください」と指示します。
すると、GPT-4oによって洗練された文章となります(私は詩心がないのでわかりませんがw)。

また、GPTsで何か専門性のある文章をいくつか出しておいて、GPT-4oの通常チャットでプロンプトチェーンを行っていきます。例えば、「⚪︎⚪︎の内容をまとめてください」などと指示します。GPT-4oは文章把握力が強いため、今まで以上のプロンプトチェーンで文章を連鎖してくれるでしょう。

プロンプトチェーンについては、過去記事で書いたので、よかったら見てください。

と言うことで、ハイブリッドGPTsの評価をChatGPTにしてもらいました。

もしGPT-4oとGPTsが融合したら、、、

最強伝説のはじまりですね!

(再び厨二病w)

ということで、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?