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化学が苦手な人の化学解説#1

私は高校生時代に「化学苦手だけど、どうせ使わないだろうし
勉強しなくていいや!」と放っておいて後から痛い目をみました。
そこで同じように苦しんでいる方へ
この記事を作成しました。
 
【原子の構成】
原子はとても小さく、原子核と電子からできています。
原子核は中性子と正の電荷をもつ陽性子からできています。
陽子と電子の数は同じ数です。
 
【原子記号と周期表】
原子記号と周期表についてです。
おそらく化学を学んだことのある人なら『H, He, Li, Be..』
という記載をうんざりするほど見てきたかと思います。
原子記号はその元素を表す記号で、例えば水素なら『H』、
酸素なら『O』という風に決まっています。
「水素ならS(uiso)でもいいのでは?」と思う人もいるかも
しれませんが、元素それぞれに記号が定められているため
自由に決めることはできません(ちなみに元素記号でSは硫黄です)
水素なのにどうしてHなのかというと、水素はラテン語で
『Hydrogen』と書くので頭文字を取って『H』なのです。
酸素も同様に『Oxygen』の頭文字を取って『O』です。
元素記号の元となる名前は全てラテン語名と一致しているが、ギリ
シア語、英語、ラテン語からの採用も多いそうです(※1)
元素のなかには人名が元となっているものもあるので、
調べてみると意外と面白かったりするかもしれません。
 
次に周期表です。周期表に記載されている原子の順番は、
その原子の持つ陽子の数の順番になっています。
つまり『H, He, Li, Be..』という順番の通りに(その原子の持つ)
陽子の数も増えているのです。元素の周期表の形を初めて見た時、
「何だこの表は、ぐちゃぐちゃじゃないか」と思った人も
いるでしょう。周期表の形は昔の人が何も考えずに
作ったわけではなく、きちんとした意図があってあの形になって
います。それは原子の電子構造が密接に関わってきます。
 
【原子の電子構造について】
原子の電子は殻と呼ばれる空間に存在しています。この殻は原子の
周りに存在し、1つだけでなく複数の殻が存在します。
内側の殻から順に第一、第二..という風に順番が付いており、
殻の順番が後になればなるほど収容できる電子の数も
多くなっていきます。電子は基本的に第一(内側の殻)から順に埋
まっていきます。
それぞれの殻が収容できる数は2n*n(2nの2乗)個です。
例えば原子番号一番のH(水素)なら電子の数は1個なので、
第一殻に1個が収容されています。
原子番号八番のO(酸素)なら電子の数は8個なので、第一殻に2個、
第二殻に6個収容されています。
次の記事では電子についてもう少し詳しく解説していきます。
 
【おまけ】
そもそも元素記号が覚えられないよ!という人向けの動画
嘘みたいだけど本当に元素記号とその順番が覚えられます
https://www.youtube.com/watch?v=hc08LP69lVM
 
 
引用元
※1
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E7%B4%A0%E8%A8%98%E5%8F%B7